神戸駅周辺

(仮称)さくら湊川ビル建替え計画新築工事



新開地駅近くの有馬街道と多聞通の交差点北角にあったさくら湊町ビル。さくら銀行の支店ビルでしたが、住友銀行との合併によって周辺エリアでは三井住友銀行の店舗の重複がおきました。銀行再編と建物老朽化により、この同建物は金融機関としての役目を終えました。建物と土地を所有する室町建物は店舗と共同住宅から成る複合ビルへと建て替えを進めています。



昨年、1月に既存建物解体後にタワークレーンが登場した模様をお伝えしたきりになっていましたので、実に1年ぶりの取材となってしまいました。すでに建物の外観が姿を現し始めています。設計は室町クリエイト、施工は東レ建設と室町ビルサービスのJVで進行してきました。



新しいさくら湊川ビルは地上11階 地下1階 延床面積4,764平方メートルの規模で、用途は店舗と寄宿舎になる予定です。



1-2階の店舗はかなり床面積があるようです。どのような業態のテナント出店が考えられるでしょうか。コンビニでは床面積が大き過ぎるでしょう。スーパーも近隣にライフが出店しています。飲食チェーン等が出店を検討するかもしれません。



上層階の寄宿舎は三井住友銀行の行員向けの寮となるものと思われます。この通りの東側にみなと銀行が神戸支店を数年前に新築しましたが、同支店ビルも上層階は寄宿舎という構成になっていました。



この交差点界隈では少なくともこの物件を合わせて4件の建設工事が進行中ですが、どれも賃貸住宅を主とした開発です。この内、1件は近畿大阪銀行神戸支店が栄町通に移転した事による金融機関の建物の建て替えという点で今回のさくら湊川ビルと同様です。JR神戸駅からは徒歩圏で利便性の高い地域ではありますが、駅北側は再開発が進まずに老朽化した建物が多く存在します。複数のタワーマンションやホテル、オフィスを核とした再開発が望めるエリアとして発展する可能性はあるのですが、JR神戸駅の西・北側も住宅の建設規制対象とされる予定です。



多聞通りからはJR神戸駅の東側で建設中のザ・パークハウス神戸タワーの存在感が大きくなり始めていました。

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  1. hk より:

    この地区はマンション以外の需要は無いと思うんですが、規制の対象地区なんですね

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