JR神戸駅北側駅前広場に面して立地していた平山商会の本社ビルの建て替え計画が進行しています。敷地面積が1戸建て並の100平方メートルの狭小地ですが、ここに地上7階建ての事務所ビルを建設しています。
駅前広場に面したスパンは10m未満で、非常にスリムな建物になる予定です。
早くも鉄骨工事が始まり既に上棟までに達しました。やはり実際の建物も非常にスリムです。
周囲の建物と比較してもそのスリムさが引き立てられています。外壁が付けばもう少しボリュームが増えるかと思いますが、それでもそのスリムさはなかなかのものです。
奥行きはその分、確保されているので、典型的な鰻の寝床ビルです。平山商会が全フロアを占有する予定なのか、一部のフロアはテナントに貸し出す想定なのか。
同時に解体された周囲のビルの跡地は砂利更地のまま現状は開発の用途は定まっていません。
暫定利用のパーキングも工事の妨げになる可能性がある為か、閉鎖されました。営業再開は考えられていないのか、精算機は撤去されました。今後の開発によっては平山商会ビルを再び囲むように新たなビルが建つ事になります。
老朽化した建物が大半を占める神戸駅北側で建て替えが進む事は歓迎すべき事ですが、理想を言えば狭小地のビル単独建て替えでなく、土地の集約による建物の大型化が望ましいですね。三宮や元町でも狭小地のビルで単独建て替えが散見されます。
北側の新神戸ビルの解体はもう地上部撤去がほぼ完了しました。この跡地がどのように活用されるのか。駅前において生まれた最も大きな開発用地です。
ひとまずはやはりパーキングでの暫定利用が想定されるでしょう。駅前広場の再整備に伴って賑わいが創出され、人が集まるようになった時点で、この立地と規模に相応しい開発が行われれば良いと思います。安易に駅前立地のマンションにはならないで欲しいところです。
(株)平山商会B.L.D新築工事 早くも鉄骨建方を開始
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