三宮新港町計画が本格始動してから3ヶ月が経過しました。着工までの2年は長い時間でしたが、いざ工事が始まると時間の流れは早く感じられますね。最も工事の先行するフェリシモ本社ビルの建設地からは遂に三点式パイルドライバが姿を消しました。既製杭の建て込み工事が完了した事を物語っています。
代わりにこれまで稼働していたのとはサイズのスケールダウンしたクローラークレーンが2機稼働中でした。ケーシングチューブや全周回転ジャッキが投入されており、オールケーシング工法による掘削作業が進行しています。一部の杭は場所打ちコンクリート杭となるのでしょうか。
通りを挟んで向いのGLION本社ビルの建設地でも杭打ち工事が進められています。こちらも既製杭の建て込み中です。
ゲートが開いており、現場には所狭しと杭が並べられていました。
フェリシモ本社ビル建設地からは三点式パイルドライバが姿を消しましたが、代わりに住友不動産の住宅棟の工区にも新たに三点式パイルドライバが二機投入されました!
着工すぐいきなりの登場に少しビックリしたのですが、どうやらまだ建物本体の工事着手ではないようです。
現場には設計と施工を担当する前田建設工業の社旗がはためいています。
作業予定は地盤改良工事を進める事を示していました。港岸壁近接地なので、超高層建築の建設前に液状化対策が必要なのでしょうか。
労災保険関係成立票は全工期を示す内容です。2023年4月末までの約3年半後が竣工予定時期となります。
東隣の駐車場棟もまだ本格着工に至っていません。しかし2020年秋にはタイムズが運営する立体駐車場が完成する予定です。
気になるのは地盤改良工事が始まった住友不動産の工区に対して、関電不動産開発の工区はまだ工事着手の気配がありません。ただ敷地には大きな建設事務所が建築されました。
こちらにも前田建設工業の社旗が掲げられています。ツインタワーなので両棟とも同社の施工で建設工事が進められるものと思われます。但し、こちらの仮囲いには未だ「建築計画のお知らせ」も掲示されていません。関西電力の不祥事が関電不動産開発の手掛けるプロジェクトにおかしな影響を与えないかと少し不安になります。三宮町1丁目プロジェクトの建設予定地からも建築計画のお知らせがいつの間にか撤去されていました。
水族館の入る文化施設棟もまだ着工の気配を見せません。年内には全工区の着工を期待していたのですが、未着手の工区は年明けまで待たなくてはならないのかもしれません。
対岸のメリケンパークから見渡した三宮新港町計画の建設現場です。三点式パイルドライバやクローラークレーンが林立し始めました。全工区で一斉稼働中の姿を見たいものです。
浜手バイパスの高架道路を挟んで三宮のビル群と三宮新港町計画のツインタワーマンションやオフィスビルが一体化して連なる景色が完成するのは約3年半後。その頃の三宮はどこまで再開発が進んでいるでしょうか。またこの再開発地区の第二期の事業者公募は来年には行われるでしょうか。
三宮新港町計画 複数の重機が稼働 未着工工区の着手時期は?
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