いよいよ来年の1月より新施設が順次開業を迎える新港突堤西地区の三宮新港町計画。神戸市がプロデュースし、住友不動産をはじめとした企業グループを事業者として選定したウォーターフロントの再開発地区について新たに公開されるイメージを使って各施設の内容を発表しました。
まず1月にフェリシモの新本社ビルとなる「Stage Felissimo」が完成。オフィス機能に加えて、集客施設としてフェリシモホールが開業する他、来秋にはチョコレートミュージアムやレストランもオープンします。次に2月には駐車場棟が竣工。更に4月に完成するのが、GLIONグループの新本社ビルとなる「GLION A-was BuildinG」。こちらもオフィスに加えて、1-3階にフェラーリ、BMW、MINIが一体となったショールーム、BMWコンセプトストアが開業予定。そして秋には地区の中核集客施設となる神戸ポートミュージアムがオープンし、新時代のウォーターフロント地区の幕開けを飾る事になります。
市は再開発地区内の公共空間となる緑地や歩道を整備します。京町筋からアクセスした際のエリアの玄関口にあたる西側の広場は各施設を結ぶ歩行者デッキの結節点としての役割も果たし、ベイシティタワーズ神戸WESTの1階テナントに面して賑わいスポットとしても機能します。
Felissimo Stageと神戸ポートミュージアムが面する南側は突堤間の水域に面した親水空間となります。水辺のベンチは開発開始時から先行して整備が進んでいました。この緑地の供用は神戸ポートミュージアムの開業と共に開始される模様です。
またこの開発地区全体に対しての固有名称を与える予定はないのでしょうか。まだ集客エリアとしては馴染みがないので新港町という地名が一般に広く浸透するには時間が掛かりそうです。
三宮新港町計画 来年の街びらきに向けて神戸市が新たなイメージを公表
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建物が立ち上がり街の姿が見えてきましたね。フェリシモや駐車場が間もなく開業しますのでアクセスの改善が急務と思います。私は、通勤・通学での徒歩利用者の割合は結構多いと思っています。現計画ではフラワーロード経由のアクセスをメインとしていますが、1期工事は新港町の西側エリアです。
JRからフラワーロード経由では1期の計画地は、遠く感じますが、阪急三宮駅西口からは京町筋経由で真っ直ぐに南下すると1㎞程度の距離で十分徒歩圏と言えます。観光客も旧居留地内からのアクセスとなるこのルートの利用客は多いと思います。
なのに、このルートには2号線に歩道橋がありません。歩行者増加により京町交差点の右左折車両は混雑が予想されますので歩道橋の設置が必要じゃないでしょうか?
因みに、海岸通のオフィスビルへ通勤する人でバス利用はいません、BRTを主たるアクセス手段として用意するのであれば運賃は特別区間として100円位にしないと利用者は増えず効果を産まないと思います。
神戸に本社・拠点を置く国内外の有力企業の集積が最重要だと思っているので、フェリシモやジーライオンの本社ビルがウオーターフロントに建ち並ぶ事は嬉しいですね。今後のプロジェクトも国内外のフィンテック企業の入居を目的としたオフィスビルや高規格ホテルを含むものであって欲しいところです。
プロジェクト全体としては、ミュージアムと2棟のタワーマンションが含まれていますが、事業成立上のミックスメニューであるとはいえタワーマンションの内せめて1棟はホテル棟に出来なかったでしょうか。神戸市も土地処分を優先し事業コンペのハードルを下げ過ぎては貴重な事業用地にマンションが立ち並んでしまいます。