いよいよ開所が来週8月13日に迫った名谷駅前の北須磨支所ビル。子育て支援機能を強化し、全ての人に優しく、利便性の高い行政サービス拠点として、須磨パティオの駐輪場として使われていた市有地の有効活用プランとして建設されました。
市の公告した公募プロポーザルの上、選定されたのは兵庫区の岡工務店案。同社とUDコンサルタンツ設計が設計した建物外観は、壁面緑化や木調ルーバーを効果的に使用し、自然の潤いや温かみを感じられるデザインとされています。
この日は関係者を集めての北須磨支所ビルの完成記念式典が開催されていました。
門型のフレームに囲まれた低層部。左側のガラスの箱はテナントフロアになっており、にぎわい創出の機能を果たします。
1階はUCCカフェプラザ。2階は少人数性のヨガスタジオのtreetree studioが出店。既にUCCカフェプラザはオープンしており、モーニング営業中でした。
公共庁舎とは思えないデザインで、商業テナントビルと見紛う外観です。実際に商業テナントが営業しているので、部分的には商業ビルではあります。
ただ施設名のネーミングはもう少し検討しても良かったのではないかと思います。北須磨支所ビルは仮称と思っていましたが、最終名称になってしまいました。
エントランスアトリウムは木製ルーバーにより、自然の潤いや温かみを感じられるデザインが強調された空間です。直線と円を組み合わせた造形にはセンスの良さを感じさせます。
UCCカフェプラザは改修工事で閉館している須磨パティオ1番館より移転リニューアルオープンした形です。大きく美しくなりました。名谷駅周辺には、スターバックス、タリーズ、UCCカフェプラザ、うのまち珈琲等、綺麗なカフェが集います。
内装には兵庫県産等の木材を活用するとともに、支所全体を森に見立てて階ごとにデザインコンセプトを設けた落ち着いた柔らかな空間とされています。
木材が非常に多用されており、温かみがありながらシンボリックな造形がワクワク感を誘います。早く開所後に建物全体を見学したいですね。
須磨パティオ健康館との間に新たな渡り廊下が構築されました。北須磨支所ビル同様にデザイン性の高いデッキです。
今週にリニューアルオープンする須磨パティオ健康館2階と接続して、相乗効果で賑わいを生む新たな動線の役割を果たします。
健康館の外装も大規模修繕が完了しており、新築の北須磨支所ビルと調和できるようにリニューアルされています。
東側に隣接する名谷センタービルとの間の渡り廊下も新設されました。従前は同ビルと須磨パティオ健康館が直接、歩行者デッキで連絡していましたが、これからは北須磨支所ビルを介して繋がります。
北側のファサードのようなシンボリックな外観ではありませんが、南側も柱にアクセントの緑化を施したり、ガラス手摺のバルコニーを設けたりと、軽やかなイメージを有するデザインです。
土地の高低差があるので、自転車用スロープも設けられており、バリアフリーアクセスを整備しています。
北須磨支所ビル専用の駐輪場も設けられました。
新築の北須磨支所ビルと隣り合う名谷センタービルも大規模修繕工事が同時に進められました。
外壁は温かみのある色調に改修され、塔屋のサイディングも石タイルに変更された他、カーテンウォールもガラスやフレームの美装化が行われました。
一面をカーテンウォールで覆われた北面。この建物の2フロアから北須磨支所ビルへと移転する北須磨支所。空きフロアが今後、ださどのように活用されるのかにも注目が集まる事でしょう。名谷の本格的な変革が始まりました。
ベルスト鈴蘭台もお気に召さず、新開地アートビレッジセンターも新開地アートひろばに変わりましたし、横文字の嫌いな市長ならこの名称のままでしょうね。ただ、確かにわかりやすいっちゃわかりやすい