先週のKアリーナ横浜のフェス参加の為の横浜遠征で宿泊先として選んだのが、「ホテルニューオータニイン横浜プレミアム」。JR桜木町駅前に立地する複合施設ヒューリックみなとみらい内の3階、10-19階を構成しています。
2010年に竣工したヒューリックみなとみらいは、地上19階 地下1階 延床面積105,871平方メートルの大型複合ビルで、低層部には100を越える物販・飲食テナントを集めた商業ゾーン「コレットマーレ」、神奈川県下最大のシネマコンプレックス、フィットネスクラブ、上層階にホテルとオフィスを備えています。
商業施設「コレットマーレ」の1階に設けられたホテルの専用エントランス。
エントランスを入ると、スタイリッシュな内装のエレベーターホールに誘われます。モノトーンでまとめられた中にブルーの間接照明と赤がアクセントになっています。
3階にホテルロビーが配置されています。ここから高層階の客室フロアへの専用エレベーターへと乗り換えます。
レセプションカウンターとロビーの待合空間。建物のアールの形状に沿って奥深くまで続いています。カウンターの更に奥にはホテル内レストランがあります。
客室階のエレベーターホール。10-19階の10フロアに3基のエレベーターが備わっています。
客室フロアの廊下です。照明は照度を落としていますが、暗くはなく、落ち着いた雰囲気です。
客室内です。今回は14階の海側ツイン(床面積30m2)にサードベッドを入れたトリプルに宿泊しました。
米国Sheta社製ポケットコイルベッドは硬すぎず寝心地は良いベッドでした。
サードベッドは正ベッドと同じクオリティを保つソファーベッド。ツインの場合はソファーとして利用されます。
ミニバー・冷蔵庫とデスクが窓脇のコーナーにまとめられています。グラスや漆器、コーヒーは顆粒タイプのインスタント、お茶のティーバッグがスタンダード。ただミネラルウォーターのサービスが用意されていないのは残念でした。
センターコンソールと電話キャビネット周り。照明スイッチと携帯用充電にはUSBポートが2箇所。電源はありません。
クローゼットは水回り前に配置。スライドドアも付いています。
デザインと機能性の双方を両立させたウェットエリア。アメニティ類は最近のホテルではスタンダードとなったロビーで必要分を自身で持って行く形で提供されています。
バスタブは広めでシャワーカーテンとガラスの間仕切り。備え付けのトイレタリー製品のチェックを忘れましたが、品質は良かったと思います。
入口横にはスーツケースを置けるスペースと壁一面の鏡。
朝食会場は3階レセプションカウンター奥にあるレストラン「下町 DINING & CAFE THE sea」。
レストラン内の窓側の席からは大きな開口部より横浜港を一望できます。レストランには100席以上の客席がありますが、ホテル客室数は240室ある為、やはりピークの時間帯はかなり混雑しており、待ち時間が発生していました。
朝食メニューは和洋中のブュッフェ。種類は豊富とは言えないまでも、必要十分には揃っていました。横浜名物・崎陽軒と思われるシュウマイ?や作り立てのオムレツも提供されています。
ニューオータニインはニューオータニホテルズのカジュアルホテルとして、東京、横浜、札幌に展開しています。かつてはハーバーランドにもあったニューオータニ。今回、宿泊したニューオータニイン横浜プレミアムからはニューオータニのブランドから想像されるプレミアム性はあまり感じられませんでしたが、桜木町駅前という利便性の高いロケーションと、複合ビルの上層部という環境、スタリッシュなデザイン、そして比較的リーズナブルな価格設定によって競争力の高いホテルと思われました。
またこのホテルを選択する大きな魅力としては、なんと言っても客室からの眺望が挙げられます(今回、このホテルを選んだ理由はまさに眺望でした)。次回に詳しくご紹介したいと思います。
ホテル基本データ
所在地 神奈川県横浜市中区桜木町1-1-7 ヒューリックみなとみらい
規模 地上19階 地下1階 (ホテル 3階 10-19階)
用途 店舗 事務所 映画館 ホテル(240室) 駐車場
構造 鉄骨鉄筋コンクリート・鉄骨・鉄筋コンクリート造
敷地面積 10,840平方メートル
建築面積 2,199平方メートル
延床面積 47,596平方メートル
高さ 114.597m
設計 松田平田設計
施工 大林組
開業 2010年9月
公式サイト