西神中央

なでしこ芸術文化センターがオープン!高質な文化施設の完成に西神中央のリノベーションが大きく前進 オープン記念特集① 外観編



10月1日(土)に西神中央駅西側に建設されていた複合文化施設「なでしこ芸術文化センター」が遂にオープンしました!


新しい西図書館、西神中央文化ホール、練習スタジオや多目的ルーム、アートテラス、カフェから構成される複合施設は、斬新な外観デザインと素晴らしい内装空間が、西神中央のこれからを担うに相応しい高質な文化拠点として、華々しい門出を迎えています。



久米設計が担当したユニークな外観デザインは、街のシンボル性とランドマーク性を兼ね備えた公共施設の新しい在り方を提言しているようです。神戸三宮阪急ビルの設計も担当した同社は、同ビルで「日本空間デザイン賞2022 銅賞」を受賞しています。この新文化施設で再度の受賞も狙えそうです。



建物東側の交流広場は、建物1階の多目的スペースに面しており、スライド式のサッシはフルオープンが可能で、二つのスペースを連結して様々なイベント開催の対応が可能です。



普段の多目的スペースはカフェのイートインコーナーとして活用されるようです。



広場にはホールで開催されるコンサートやイベント情報が案内板に掲示されています。ホールが西神中央駅前への集客を誘う拠点として機能します。



西神センタービルに連絡する新しい歩道橋と接続する建物2階の外部歩廊。



西側に向けて緩やかなスロープになっています。



歩廊の途中にある北側の2階中央のエントランス。開館した最初の週末は混雑を避ける為、こちらを入口専用としていました。



歩廊の先は階段になっており、1階に連絡します。バリアフリーの建物としてはエレベーターも完備しています。



美しく改良された北側の歩道には建物に沿ってベンチや植栽が設けられています。



建物南側には一体開発された隣接するクレヴィアシティ西神中央との間に整備されたスキップロードである「憩いのプロムナード」が設けられています。



現在は、なでしこ芸術文化センター側のみが供用開始されているので、通り抜けは出来ません。



なでしこ芸術文化センターの壁面は緑化されるようで、蔦植物を育てていきます。



プロムナードには多くのデザインベンチが設置されています。クレヴィアシティの住民も夏場にここで涼んだりと言った事が日常化するのでしょうか。



美しく機能的な公共施設の誕生で、施設周りを中心として、早速、駅西側に新しい人の流れや賑わいが生まれていました。



建物下部と上部で全く異なる外装を組み合わせています。特に上部は不揃いの無数の金属パネルが幾何学模様のようにランダムに取り付けられ、浮き出すようになっています。



先行して東側に今年2月に完成した西区総合庁舎の西神中央への移転は、平日のみ集客性を高めるのでその効果は限定的ですが、なでしこ芸術文化センターは平日、週末を問わず、駅前に人を呼び寄せる効果が期待出来ます。



独創的な外観は夜景も素晴らしいと思いますので、機会を見つけて撮影してきたいと思います。しかしながら外観以上にその内装は期待以上の出来映えでした。次回は内部の様子をレポートしたいと思います。
関連記事
西神中央

リノベーション神戸・プレンティのテナント詳細発表 食の充実した商業施設へと転換 オープン直前の様子をレポート

2023年10月11日
こべるん ~変化していく神戸~
いよいよ10月19日(木)のリニューアルグランドオープンまで約1週間に迫る西神中央最大の商業施設「プレンティ」について、神戸市及びこうべ未来 …

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です