西角中央駅前のなでしこ芸術文化センターのオープン記念特集ですが、今回はこの新施設に移転した西図書館の様子をお伝えしたいと思います。
新西図書館は建物の後方・西側の1-3階を占めています。ホール・音楽スタジオ・交流モールとの間にある西側のエントランスホール内中央には階段があり、この階段が図書館の垂直動線です。無論、エレベーターも完備しています。
1階の様子です。基本的に図書館内の床はカーペット敷きで、歩いても音は抑えられています。
天井照明はフレーム型の間接照明とダウンライトで柔らかい光に包まれています。
1階は児童書が中心となっています。新しい書架にはまだ空きスペースが多く見受けれます。旧西図書館から移した本では、全ての書架を埋める事は出来ません。
建物西端には自然光が降り注いで明るい親子読書コーナーがあります。
更にその隣のコーナーエリアは読み聞かせができる「おはなしの部屋」。こちらは靴を脱いでの入室となります。
階段を使って2階へと上がってみましょう。
2-3階が一般書が配置されています。こちらの天井は他のエリアと共通です。
窓に沿って設けられた明るい読書席。2-3階で合計300席が用意されています。
ブース型の読書スペースもあります。ブースの裏にはグループ学習室が備わります。
圧巻は中央の吹き抜けゾーン。トップライトから自然光が降り注ぎます。
吹き抜け下は端末が複数台置かれており、電子資料のコーナーになっています。
そこまで広い館内ではありませんが、吹き抜けを設ける事で閉鎖感を抑え、天窓からの明かりで開放的で明るい空間を創出しています。
3階から眺めた吹き抜け空間です。吹き抜け上部の壁も木枠のフレームが特徴で、大きな窓枠もあって光を館内隅々まで採り入れる設計です。
まるでホテルのような内装です。他区の既存図書館と比べると雲泥の差が生じています。
吹き抜けに面しても読書席が設けられています。落ち着いて本を読める環境が整っています。
3階の窓際の読書席は外装のモザイクパネルが日除けの役割も果たしています。木陰のように、光も採り入れながら、陽射しも和らげています。
3階にはガラス張りの学習室が3部屋、セミナールームが1部屋設けられています。
まだ全くがらんどうの書架もあります。これから最大30万冊の蔵書を揃えていく事になるのでしょう。
3回に渡って特集してきたなでしこ芸術文化センター。期待の文化施設として、西神中央駅前の賑わいを創出し、区民を中心として、市民の文化活動や交流に大きく貢献する事になるでしょう。機会があればホール内の様子も取材出来ればと思います。
なでしこ芸術文化センターがオープン!高質な文化施設の完成に西神中央のリノベーションが大きく前進 オープン記念特集③ 西図書館
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記事内容と違うコメントで失礼します
神戸駅前の新神戸ビルですがいつも繁盛してた立ち飲み屋さんが突然閉店することになって驚いたのですがどうやら耐震性の問題による立ち退きとのことです
同ビルで営業してた鳥貴族もコロナ禍だったとはいえ連日大盛況の中で閉店(10月10日に駅前大昌ビルに復活オープン)したのが不思議でしたがついに建て替えでしょうかね