西神中央駅周辺の再整備は当初は新西区総合庁舎周辺の工事が進み、エキソアレ西神中央も開業した東側が先行していましたが、現在の工事の軸足は西側に移行しています。
駅前広場のリニューアルが本格的に行われており、南側のバスロータリーと北側の一般車・タクシーのロータリー双方で、改造工事が進行しています。
そして両ロータリーの中央部にあたる広場とセンターブリッジを連絡する階段が撤去され、同じ場所に新たにエスカレーターとエレベーターが設置される工事が始まりました。
10月末には両施設の完成を予定しています。なでしこ文化・芸術センターやこれに接続する新歩道橋等も全て10月の完成を予定し、11月から生まれ変わった駅前西側の供用が開始される事になります。
駅コンコースを出た所から光を透過する膜素材の屋根が設置され、エスカレーターとエレベーターが備わる事になります。
この整備によって容易にデッキに上がる事が出来るようになり、2階レベルで繋がる東西駅前の各施設にバリアフリーでアクセスが可能になります。
接続するセンターブリッジやその周辺もリニューアルが予定されており、西側の顔が刷新されます。
バスロータリーは縮小し、中央広場が拡張されます。このバスロータリーの広さは神戸市内の駅前の中でも最大級の規模を持っています。
仮囲いの外側にバスロータリーを縮小して歩道になった部分の先端があります。
古い舗装を剥して刷新する他、一般車ロータリーは少し拡張して、中央広場の位置を駅コンコース通路と一直線上になるように調整します。
一般車用ロータリーも仮囲いで閉鎖された部分が出来ました。
センターブリッジも含めて生まれ変わる西側駅前広場。これからの本格的な変貌が楽しみです。
駅前広場については西側が先行していまふが、東側のプレンティ広場のリニューアルは今後、本格的に開始される模様です。工事は既に一般競争入札で株式会社中西総合ガーデンが落札しています。同社は造園や緑地設計整備のプロフェッショナルです。
そして広場に面する西神中央エリア最大の商業施設プレンティもいよいよリニューアルに着手する為、施設を管理するOMこうべ改めこうべ未来都市機構が設計施工者を募る入札を広告しました。8月には決定し、秋頃から工事に着手すると思われ、全面オープンは来秋を予定しています。工事中の施設営業がどうなるのかも気になります。
プレンティ前の広場も舗装が刷新され、照明設備も更新されました。
真新しくなった広場の奥にこれまた新築された西区総合庁舎があり、奥行きのある駅前施設群に西神中央エリアの厚みを感じる事ができます。今後、更に複数の共同住宅供給が予定されており、駅周辺の人口増と集客力は飛躍的に高められます。リノベーション神戸のプロジェクト成否はまだこれから評価される事になりますが、この数年でまとめられ、具現化した拠点再整備はかなりスピーディーに進行していると思われます。
