2012年6月に完成したスーパーコンピュータ京が今年8月に撤去される事になりました。撤去後にはエクサ級の次世代スパコンが設置され2021〜2022年を目処に運用開始を目指す予定です。
2013年には既に後継機を神戸に設置する事が決まっていましたが、その際には現在の計算機棟の南側に新たな建屋を建設して、新型機を導入する方向とされていました。しかし最終的には京のある現在の計算機棟4階に再設置になるようです。
計算機棟の断面模型です。次世代機の計算処理速度は1秒間に100京回ということで、京の100倍の速さとなります。それでも次の単位の「垓(がい)」にはなりません。名称は京と同様に再び公募によって決定されるようです。
最寄りのポートライナー駅は京コンピュータ前駅ですが、京の撤去後にどうなるのか巷で話題になっているようです。地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅も花時計撤去後も同駅名を継続しています。神戸医療産業都市も最近は目ぼしい医療関連の大手企業進出はありません。新しいスパコンが呼び水となって更なる企業集積を促進する事を期待したいですね。
さらば京!スパコン次世代機導入に向け8月に撤去へ 新型機の名称も公募
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誤解している人がいるようですが、スーパーコンピュータは単に科学界の中だけで重要なのではありません。スパコンは、気象予測や製薬効果のシミュレーション、さらには安全保障上重要な計算なども行えるわけですから、科学界だけでなく国家にとって極めて重要だと言えます。そして、日本の最先端のスパコンが神戸にあるというのは非常に名誉あることだと思います。この素晴らしさを、神戸市にはまず認識してほしいと思います。
いつの間にか京は撤去されて、後継機は今の建物に整備されるという方針に変わりましたね。まあ、後継機が完成したあとも、京を運用し続けるというのは非効率でしょうから、仕方の無い事なんでしょうが。
後継機も世界一を奪還してくれる事を祈るのみです。
話題は逸れますが、今日の神戸新聞がポートライナーの三宮駅舎の延伸について報道していました。
しかし、どうやら事情が変で、駅舎を東側に延長するという検討に入ってるとの事。新ターミナルビルに食い込む形での延伸工事になると思われていましたが、東側で検討ということはJRとの交渉が難航したのでしょうか?東側は線路の形状も変更する必要があり、それならいっそのこと駅舎を移転した方が良いような…。
いつもお話させていただいております。
このスパコンがあるのだから半導体関連企業とかソフトウェア開発関連企業が集積するかとおもっていたのですが、全く集積しませんね…
先進医療ももちろん大事なので集積を進めていただきたいのですが、コンピューター関連企業の集積もお願いしたいところです。
スーパーコンピュータがあって害はないが、益になることも殆どない。
スーパーコンピュータは遠隔利用できるので、近くにある必要はない。
それに、ソフトウェア関連企業がスーパーコンピュータの仕事にかかわる事は希。