先行して園西側に位置する松の杜ヴィレッジ等の集客施設が開業し、賑わいが増している須磨海浜公園。メインとなる須磨海浜水族園跡で建て替えの進む神戸須磨シーワールドについては建設中の各施設の工事が大詰めを迎えつつあります。
駐車場を除けば最も東側に位置する神戸須磨シーワールドホテルは建物の外観の完成が近づいており、建物全体を覆っていた足場の大部分について撤去が進んでいます。
鳥が翼を広げるように両翼が開き、アールを描く建物形状は、海辺のホテルとしてリゾート感を漂わせています。
客室は全室がオーシャンビューのバルコニーを備えており、ガラスの開口が大きく開いた低層部にはテラス席のあるレストランも開業する予定です。そしてその前にはイルカと触れ合える「ドルフィン・ラグーン」が整備されます。
海への旅にいざなう価値体験型ホテルをキャッチコピーに、シーワールドのオフィシャルホテルとして、人気を集める存在を目指します。TDRやUSJもテーマパーク周辺のオフィシャルホテルが非常に高い人気を誇ります。
宿泊者はほぼ間違いなく神戸須磨シーワールドを訪れる事になるのでしょうが、イルカと触れ合いたいというリピーター客も増えるかもしれません。
建物の完成後には、ホテルの外構エリアの整備も本格的に開始される事でしょう。
ホテル前を経由して、駐車場棟とオルカスタジアムを連絡する歩行者デッキの建設も順調に進行しています。
24年6月の施設全体の開業時を想像すると、初年度の賑わいは凄まじい事になるのではないかと思います。大阪万博の開催期間にも訪日客や国内客も含めて多くの来訪が予想されます。ハーバーランドのような複合施設を除き、これまで神戸市内の観光施設で、年間来場者を300万人以上に設定された単独施設は無いでしょう。市内の観光にどんなインパクトをもたらすのでしょうか。



10/4 朝、ついに残されていた本館の解体が始まりました。
足場も無くロングアームでいきなり三角屋根の頂点から潰している衝撃の光景を見ちゃいました。
年パスを買い子供の幼少期から幾度となく遊びに来た光景が蘇り少し寂しくなりました。