須磨水族園

神戸須磨シーワールド開業特集 Part5 アクアライブ棟 前編 2-3階 Local Life x Kurage Life x Tropical Life



神戸須磨シーワールド開業特集の最後はまだ触れていなかった水族館棟のアクアライブです。須磨水族園のリニューアルという意味では、このアクアライブが以前の水族館の機能を全て受け継いでいる事になります。基本的にオルカショーやイルカショーの合間に大半の人が訪れる事になるのがアクアライブです。



アクアライブへのアクセスはドルフィンスタジアムの3階から連絡ブリッジを経由しての入館となります。



ドルフィンスタジアムから連絡ブリッジを経て、アクアライブの3階に到達。丸みを帯びた建物の外周通路をしばらく歩くと、エントランスに辿り着きます。



アクアライブ3階はまず水の一生のテーマから始まる展示となります。



その名もLOCAL LIFE。六甲水系の河川や瀬戸内海の豊かな自然を再現する展示です。神戸の川や瀬戸内海に身近な自然とこれらの住む生き物を観察する事で、神戸の自然の豊かさを体感できる内容になっています。



まずは大きな人口の滝がお出迎え。大きな水の音が轟き、マイナスイオンが豊富に放出されており、水の匂いを感じながら展示エリアへと進みます。



室内に設けられた山中のせせらぎ。勢いよく流れる小川を再現しており、川の生き物達が悠々と泳いでいます。



ピンク色の体にブルーの模様が綺麗なオイカワ。コイ科の淡水魚です。神戸市内の殆どの川にも生息しているようです。



ヤマメやイワナ。渓流釣りの魚としても人気があり、食べても非常に美味しい魚達。これらの清流に棲む魚も神戸の川にいるのでしょうか。



こちらはカワムツでしょうか。



コイとまぎれて勢いよく泳ぐ二ホンウナギ。とても美味しそうですね。



展示フロアは徐々に傾斜して、2階へと誘うルートが設けられています。これはLOCAL LIFEが3-2階に設けられているからです。



次の展示には上部に干潟、下部に岩礁が設けられています。



干潟の主役は何と言ってもトビハゼ。ぴょこぴょこと愛らしく跳ね回っている姿を見ていると飽きません。



忠実に干潟が再現されおり、流木も寝かされています。他にもカニやヤドカリ等、干潟の生き物が見られます。



岩礁の水槽内に泳いでいるのは海の魚。私の好物であるスズキ・シーバスです。淡白な白身なので、刺身でも美味しいですし、フレンチやイタリアンでも重宝される魚です。



チヌことクロダイ。神戸港や運河にも多数が生息しています。時折、岸壁からも群れを成す姿を見る事ができますね。真鯛程ではありませんが、美味しい魚。スーパーでもたまに安売りされています。



ベラも非常に身近な魚です。青ベラは雄です。エサ取りの魚の一種ですが、食べると美味しいです。



ハオコゼは非常に不思議な魚です。少し竜のようにも見えます。小さいけれど、凛として存在感のある魚です。



キビナゴの群れです。方々の水族館ではよくイワシの群れを展示している事が多いのですが、ここはやはり兵庫の水族館として、キビナゴを群れさせています。



この水族館のマダコの展示は迫力があります。タコ達も非常に活性しており、よく動き回っている様子が確認でき、非常に興味深いです。



メバル・ガシラもよく釣れる美味しい人気魚。



しかし瀬戸内の海の主役は何と言っても真鯛でしょうか。



スロープで降りていく形をとっているので、いつの間にか2階に足を踏み入れている事になりますが、ここで興味をそそるのがKurage Lifeのエリア。



クラゲも身近な生き物ではありますが、刺されるというデメリットが我々から彼らを疎遠にしています。しかし実は非常に美しく不思議な生き物です。



ミズクラゲもよく見ると綺麗な体をしています。



群れるクラゲはまるでアート作品のようですね。いずれの水族館も今は必ずクラゲの展示に力を入れており、人気の展示エリアとなっています。



黒やブルーのバックに光を当てられたクラゲはよく映えて浮かび上がります。



とても神秘的にも見えてきます。クラゲは無数の種類が世界中に生息する不思議な生き物です。



クラゲの中には体の一部を発光させるものもいます。生き物が光を放つという事をよく考えてみると、これがいかに不思議で驚くべき事なのかを深く考えさせられます。



非常に小さな生き物達ですが、大きな魚を見る以上に、不思議と魅入られてしまいました。



2階のフロアの半分はTropical Lifeで占められてます。人工的に造られた青いサンゴ礁のある白い浜辺。波打ち際から覗いても、海の中の様子は全く分かりません。



しかし脇に廻って、水中を眺めてみると、沢山の熱帯魚達が群れを成していました!



カラフルな熱帯魚達の中に紛れて色々な貴重な魚がいます。ミノカサゴもその一つ。



ハゲ・カワハギの一種でしょうか。



チンアナゴもどこの水族館でも非常に人気がある生き物です。この水槽の前には人だかりができていました。



そしてタツノオトシゴも然り。ここから一気にスロープを下って1階に到達します。1階にはTropical Lifeの外洋編として、館内で最も大きな670トンの大水槽に大型魚が悠然と泳ぐ姿が見られます。後編はこの大水槽の様子から3-4階のRocky Lifeについてレポートしたいと思います。

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