旧そごう・神戸阪急

神戸阪急新館5・6階に神戸最大級「無印良品 神戸阪急」が10月5日(水)にオープン 新館リモデルが大方完了



今夏からリモデルプロジェクトによるリニューアル開業が相次いでいる神戸阪急。新館の改装は「Hankyu Mode Kobe」の1-3階、LOFTの4階、寝具・宝飾等の7階、タオル&バス用品等の8階が完成し、残るは5-6階の2フロアのみとなっていましたが、ここにかねてから神戸最大級店の旗艦店出店とうたわれていた無印良品が10月5日(水)にオープンして話題を呼んでいます。



専門店となるLOFTと無印良品はそれぞれコーポレートカラーでカラーリングされた神戸阪急新館のフロアガイド。



都心エリアには既に神戸BAL、umie、そしてさんちかやJR神戸駅高架下PLiCOにMUJI comが出店していますが、ここに来て神戸阪急内に大型店を開店し、良品計画の出店攻勢は留まるところを知りません。今春には西神中央のエキソアレにも新店を開業しましたし、西宮ガーデンズには兵庫県最大店、この12月には三田阪急跡にも出店します。この勢いは神戸市・兵庫県内のみでなく、全国でも同様の拡大を図っています。



神戸阪急の店内も無印良品らしい落ち着いた内装となっています。店内の床は一部を除き、ほぼ板張りです。



売場面積2,400平方メートルを超える最大級店とあって品揃えも他店以上に豊富です。5階に食品、キッチン用品・食器、掃除・洗濯用品、文房具、ヘルス&ビューティー、観葉植物 ペット用品売場を配置。



食品売場には神戸初となる無印の冷凍食品売場も登場。アイスクリーム、冷凍うどんやパスタ等、人気の食材が多く販売され、多くの人が足を止めていました。



無印良品 神戸阪急は都心新店として、他店との差別化の為、様々な新しい試みが行われています。特に5階には色々な取り組みが散見できます。「KOBE to GO」の大きなボードは、スタッフがおすすめスポットや店を紹介する都心のエリアマップを置いています。



更に5階のレジ前には100円で飲めるコーヒーマシンを設置。



コーヒーマシンの周りには六甲山の間伐材を活用したベンチやテーブルが置かれたカフェスペースが誕生。買い物で疲れた際にほっと一息つくことができます。この他にも給水機が置かれています。



6階には紳士服・紳士肌着、婦人服・婦人肌着、こども服、靴・靴下、バッグ、寝具・リビング用品、家具・インタリア、収納用品が配置されています。



売場の一部には柱や床に煉瓦があしらわれている部分もあります。



一部の柱は表面パネルに間伐材が使われています。



一部のフロアはコンクリート打ちっ放しとなっています。

今回の無印良品の旗艦店は、その品揃えによって広域からの集客が想定されています。この店舗を誘致した事で神戸阪急新館の集客力は大きく高められたと言えるでしょう。



Sヨシマツビルのエレベーターも今回のリモデルを機に美しくリニューアルされています。



5階の「ひょうごふるさと館」も今回のリニューアルをきっかけとして、こちらも改装されました。兵庫県の旧五国(摂津、播磨、但馬、丹波、淡路)の特産品などを販売するアンテナショップで、常時2,000点以上の商品をそろえています。無印良品とコラボしたイベントも開催します。



ほぼ計画されていた全フロアのリニューアルが完了した神戸阪急新館。本館と新館の間の通りも確実に人通りや車通りが増えました。現状、本館以上に集客力を備えたと思われる新館。本館もこれからパワーアップを図っていくことになり、神戸阪急全体の集客性が高められる事になります。既にリニューアル効果は売上高に表れているようですが、コロナ禍からの回復とリニューアルによってどこまで売上を伸ばせるか。都心ターミナル店に相応しい規模への到達を期待したい次第です。

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  1. Shiro より:

    阪急百貨店でも4万㎡を自社MDで構築出来ないのは、百貨店にチカラがないのか?神戸にそんなマーケットポテンシャルがないのか?それとも建て替えを見据えているのか?
    無印良品とロフトって、かつてのセゾングループ。つまりはそごう西武百貨店というのも感慨深いです。

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