いよいよ9月30日に姿を消すそごう神戸店が最後の売り尽くしセールを実施中です。直近よ売上高は約470億円。ターミナル駅前の超一等地に鎮座する百貨店としては寂しい数字です。かつては1,000億円以上を売り上げていた地域一番店の面影は無く、その歴史は惜しまれながらも市民からの必要性は著しく後退した結果としての譲渡劇でした。自力復活劇も構想されていたものの、社内政治によって陽の目を見る事はありませんでした。
そごう神戸店には正直、最新の百貨店が提供するような非日常性を演出する外観も空間も存在しません。震災後、そごうは復興の為に早期開店を選び、大丸は一からコンセプトを見直す長期目線に立った建て替えを行った。そごうというブランド地位低下も勿論あるのでしょうが、やはりビジョンの差が現在に至ったと言えます。
阪急は梅田本店の建て替えについて「劇場型百貨店」をコンセプトとし、ターミナル型百貨店の先行モデルとして原点に戻った事で伊勢丹新宿本店に次ぐ日本で2番目の百貨店となりました。その阪急の持つノウハウをフルに駆使してこの百貨店の復活に真剣に取り組んで貰えれば1,000億への返り咲きも可能でしょう。近い将来、神戸空港が国際化されれば、全国でも国際空港に最も近い百貨店になります。これまで神戸が享受できていなかったインバウンド需要を大きく掘り起こす起爆剤にもなり得ます。
まずはこの秋の神戸阪急化を手始めとして、建て替えのタイミングを測っていくべきかと思います。大阪梅田ツインタワーズ・サウスの完成が2022年ですので、これが一つの目途になるのではないかと予測します。ひとまず阪急になる際には現状、3つの建物を一体化する為に外壁に取り付けているサイディング材を撤去し、建て替えを開始するまでの間でも三宮阪神ビルの本来の姿を復活させて欲しいですね。現在の白のパネルにグリーンのラインが入った姿の百貨店を阪急と呼ぶには違和感が拭えません。
そごう神戸店最後の売り尽くしセール中 神戸阪急化へのカウントダウン
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やはり雰囲気の良いお洒落なお店はそれだけで入りたくなるので外観、内装が古いSOGOはスキップしてしまいます。
敷地面積がかなり広いので阪神百貨店の様な空中も利用した再開発になればいいですが、高さ規制に加えて60m以上のビルの幅40m制限がありますし梅田の様な体力も無いと思うので現状厳しいと思いますが上手く再開発してほしいです。
そごう神戸店は前身の阪神百貨店から数えて今年で86周年なので現状の神戸では阪急百貨店に変わっても、全面建て替えは14年後の100周年の2033年頃になるのではないでしょうか?
神戸ロフトと併せて7500平米あるので、特区指定の容積率1600%を獲得できれば最低でも12万平米の床面積が得られます。
ですがその時に、鋼板に隠されている旧三宮阪神ビルの保存に関して市民運動が起きること必至です。
心斎橋の大丸は腰巻きビルとして復活予定ですが、階高が違うので最新式のビルとでは階ごとに段差ができるんです。
だから腰巻きにせざるをえなかったですね。
旧三宮阪神ビルは近代建築で残っている意匠は地下に降りる社員用階段ぐらいなので腰巻きになってもいいような気もしますがね。
旧阪神三宮ビルは連担制度で容積移転して、いっそのこと三宮都心地域歴史博物館やレトロテーマパークとして活用できないかと思います。
百貨店事業は総売り上げの半分を占める外傷売り上げで持つと言われているのに
今の神戸商圏にそんなお金持ち・法人を確保できたのでしょうか?
阪急やるな~ 或いは後々確保できると読み違えた見切り発車?
忙しい店内導線の行方も気になる所ですね
ノスタルジーはありますが
正直言ってさっさと出て行って欲しかったというのが本音です
やはり定期的に投資をしない商業施設は
寂れるしか有りません
先日そこう神戸店の紳士用品売り場で買い物をしましたが、その時の店員の対応がいま一つだったので、がっかりしました。私はセール品を買った程度ですし、大した客でないのは十分わかってますが、もう行きたくないなあと思ったのが正直なところです。建物自体が老朽化しているのに、接客まで悪いと百貨店としての魅力ゼロですよね。今秋に屋号が阪急に変わっても、売り上げが回復するのかはなはだ疑問です。私としては三宮の一等地に構える百貨店ですから、応援したいという思いはあるのですが、働く従業員の意識がどうなのかも気になるところです。