約2ヶ月ぶりに西神中央を訪問しました。もっと早く訪れようと思っていたのですが、いつの間にか結構な時間が空いてしまいました。その分、プロジェクトの現場には進捗が見られる事を期待していました。
西区新庁舎等整備事業

事業者 神戸市
敷地面積 5,086㎡
建築面積 2,711㎡
延床面積 10,392㎡
階数 地上6階
用途 事務所
建物⾼さ 26.9m
構造 RC+S造
設計者 昭和設計
施工者 明和工務店・湊建設工業
竣工予定 2021年12月
建設状況の様子

前回は基礎工事がまもなく完了を迎える段階だった西区総合庁舎の建設工事。既に仮囲いの外からは地上階の躯体が見えるようになっていました。
構造はRC+S造とされていたので、基本的には鉄骨造で一部を鉄筋コンクリート造とした構造の建物を予想していたので、鉄骨建方が開始されているのでは思っていましたが、工事の様子を見てみると、どうやら違うようです。
上空から見ると一目瞭然でした。敷地全体の半分で躯体工事が進められています。1フロアの面積が非常に大きな建物です。
躯体工事のアップです。鉄筋コンクリートの支柱に鉄骨の梁が取り付けられています。加えて一部は鉄筋コンクリートの梁も存在します。鉄筋コンクリート造と鉄骨造のハイブリッド構造となるRCS工法の変形バージョンとでも呼ぶべきでしょうか。
このRCS工法を採用した神戸市内のプロジェクトは過去にも下記の実例があります。
敷地にも余裕があるのでこの建設工事にはタワークレーンは投入されず、クローラークレーンで完結させるものと思われます。
西神中央駅周辺の再整備はこの新庁舎を皮切りに既に南側で着工している複合文化施設や南北広場のリニューアル、各商業施設の改装、新たな駐車場棟の建設等、多岐に渡ります。年度が変わったのでまだ未着手のプロジェクトが着工していく事になります。これから西神訪問の頻度は必然的に増えていく事になりそうです。
西神中央周辺の主なプロジェクト