雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業と新バスターミナルビル周辺デッキ工事 再開発ビルの1階床構築が始まる!


順調に建設工事の進む神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業。約0.8ヘクタールに及ぶ建築面積全体において地下・地上躯体の構築が行われています。ここまで大規模な再開発工事は50-100年に一度の事です。



工事の先行する敷地北側では遂に地上1階の床のコンクリート打設が開始されました!



真っ白に美しい1階の床が出現しています。この床は北側があじさい通りに面した店舗、中央がバスターミナルになる部分です。



東側から西側に掛けて配筋とコンクリート打設が進行しています。手前側はターミナルに入ってきたバスが出てい為のアプローチが作られます。

II期計画が水面下で進む雲井通6丁目北地区ですが、2棟の建物にまたがるバスターミナルをどのように一体化するのか。II期のプロジェクト概要が見えてこないと何とも言えません。ただ市役所2号館の再整備がなかなか着工しないのと同様にII期計画についても、建築資材費用や人件費の高騰が足枷になって具体化を阻んでいる可能性も否定できず、計画の遅延や見直しが懸念されます。



中央幹線の歩行者デッキの建設工事も本格化し、複数の重機が投入されて、大規模開発感が顕著です。



雲井町5丁目地区のデッキ区間は再開発ビルと同様に大林組が施工。



歩道や車道の北側のアスファルトが撤去されました。既に地中埋設物の移設は終わっている為、これから本格的にデッキ橋梁を支える橋脚の基礎構築が始まる事になります。



距離の長い歩行者デッキの建設は予想以上に長期化する傾向にあります。ハーバーランドで建設されている弁天交差点から南伸されるデッキも2年近くの工期を要しています。



兵庫県内で最も長いデッキはどこにあるでしょうか。考え得る最長デッキはJR姫路駅北側のキャスティ21地区に整備された歩行者デッキかと思われます。駅前から東方向に渡って約400mの全長があります。駅前に歩行者デッキのある都市は他に尼崎、西宮、芦屋、三田、加古川等があります。今回の三宮はこれらのデッキを大きく凌駕するデッキネットワークが構築される事になるでしょう。



東端となるマークラー神戸ビル前でも工事が開始されました。デッキの完成後にはこのマークラー神戸ビル前から三宮センタープラザまでが2階レベルで繋がる事になります。

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