雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 旧中央区総合庁舎の消滅も間近


既存建物の解体工事が大詰を迎えている雲井通5丁目第一種再開発事業。巨大な更地ができる事はなく、地上部の解体が終わった建物については直ちに地中障害物の撤去工事が開始されています。



内部は掘削が進められています。外周部は矢板による土留が行われていますが、これはまだ解体用の山留壁であり、新築建物の建設にはSMW工法等の地中連続壁が構築されるのではないかと思います。



オールケーシング掘削機を使ってサンパルの基礎杭等、地中障害物を撤去している模様です。



左側にはまだ東横INNの基礎が残されている様子が見てとれます。



地中障害物の撤去工事を行なっているのは基礎工事を専門とする丸五建設工業。



土留を構築しながら、地中障害物の撤去を行っています。



7月から着工を予定していましたが、具体的に起工式等は執り行われていません。解体が開始された時点で起工と取り扱われているのでしょうか。

ビル外装のモックアップが登場するのが楽しみです。基壇部の籠のような意匠や上層部のカーテンウォールの質感等、駅前の新ランドマークを司る建物になるだけにその表情は非常に重要です。



最後まで地上躯体の解体が続く旧中央区総合庁舎。もう東側と南側の外壁の一部のみが残されている状態で、完全消滅まで秒読み段階です。



再開発ビルの完成はまだ4年以上先の話ではありますが、ビルの各フロアにおける詳細をそろそろ知りたいところです。特に低層部の商業施設のフロアの割り振りや用途、バスターミナル内の付帯施設等の判明が待ち遠しいですね。



また大ホールについては最新設備を備える事になり、立地も駅前の一等地に変わる事によって、現在の文化ホール以上の公演数への増加も期待され、エリアのにぎわい増にも大きく寄与する事になるのではないかと思われます。

関連記事
雲井通5・6丁目再開発

今年5月にバスターミナルビルの再開発会社設立

2018年2月10日
こべるん ~変化していく神戸~
今年の5月にバスターミナルI期ビルの事業者となる再開発会社を設立する方針を神戸市が固めたと神戸新聞が報じました。株式会社で株式の半分を神戸市、神戸すまいづくり公社が15%、兵庫県が …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 既に事実上の着工済?起工式を執り行った上での着工発表か?

2023年7月14日
こべるん ~変化していく神戸~
いよいよ今月から新築ビル本体の建設工事に着手予定の雲井通5丁目再開発プロジェクト。6丁目でも来年の都市計画決定を目指し再開発準備組合が設立さ …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 公開された図面から読み解くバスターミナルI期ビル その1(立面図・断面図)

2022年11月14日
こべるん ~変化していく神戸~
街区内の既存建物解体を本格解体している神戸三宮雲井通5丁目再開発事業。事業を進める雲井通5丁目再開発会社がその概要を発表し、建物の詳 …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 三菱地所の「非丸の内」戦略プロジェクトのひとつ

2024年9月13日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸市、国土交通省及び複数民間企業が官民連携で取り組んでいる神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業。バスターミナル、ホール、 …

POSTED COMMENT

  1. こんにちは より:

    いつも楽しく(?)読ませて頂いています。東急ハンズの跡地ってどうなったのでしょうか?今年のGWまで工事みたいな記事は読んだのですが、その後どうなってるのか気になって…最近あの辺り行けてなくて全くわかりません

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。