三宮

磯上通7丁目・タイムズ神戸国際会館東ステーションの解体が開始される 土地開発に向けた準備工事か



三宮・磯上通7丁目はアイング三宮パーキングの南側・西村屋 和味旬彩の東隣にあったコインパーキング「タイムズ神戸国際会館東ステーション」が閉鎖され、駐車場設備も撤去されていましたが、いよいよ開発に向けて次の動きが確認出来ました。



駐車場の北側にはフェンスの仮囲いを設置。



土地の表面を覆っていたアスファルト舗装が撤去されました。ここまでした後に再舗装して駐車場に再び戻すという事はないでしょう。



剥がした後のアスファルトの瓦礫が少しまだ残っていますが、ほぼ全面更地化されました。この土地には震災前にはビルが立っていたかと思われます。既存建物解体時に地中障害物までの撤去を行なっていたのかは定かではありません。



開発を進める場合、地中障害物の撤去工事から開始される可能性が高いかもしれません。

さて、一体どんな建物が計画されているのでしょうか。



敷地面積としてはおおよそ300平方メートルかと思われます。1-2階に商業テナント、3-8階がオフィスといった建物が想像できます。南側に隣接する竹中工務店保有のオフィスビル・三宮プラザEASTの増床部分というのも面白いかと思います。コロナ禍前であれば、ビジネスホテルの建設というのが最も有力な開発手法だったのではないでしょうか。



コインパーキングとして長年、暫定利用されてきた都心商業地の高度利用化に向けた動きが活発化しています。昨年、三宮再開発・再整備で計画されている大型開発プロジェクトの具体的な内容が次々と明らかになり、完成時期も明確になった為、これらの計画完了後には三宮の集客拠点性の向上が見込める他、神戸空港の就航便数上限拡大と国際化によって、三宮の交通拠点としての重要性が増す事を見据えた投資が活発化しているものと思われます。



この土地の向いにはアイング三宮パーキングが鎮座します。そごう神戸店の譲渡によってエイチ・ツー・オーリテイリングに保有権が移りました。神戸阪急の建て替えにはこのパーキングを活用しながらの開発になる事は間違いありません。磯上モータープールと共に三宮の南側に存在する大型開発の種地として、大きな可能性を秘めた土地です。フラワーロードの東側に位置するこれらの開発用地は、雲井通5・6丁目の再開発と共に人の流れを東へと誘う起爆剤となり得ます。歴史的に神戸の都心は東へと向かう傾向がありますので、東進は必然なのかもしれません。

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