ウォーターフロント

永遠の工事現場?波止場町・中突堤ポンプ場西側の角地

ずっと不思議な工事現場があります。工事の終わる気配の無い波止場町の中突堤ポンプ場西側の角地です。メリケンロード沿いでもあり、ポートタワー方面へのアクセス路玄関口にもあたる場所なのですが、以前は小さな公園がありました。



しかし2004年に波止場町を含む都心の南側・三宮南地区にて大規模な高潮浸水被害を受け、ウォーターフロント沿いに大規模な排水処理施設の整備が進められる事になり、小野浜、京橋、そして中突堤(波止場町)に新たなポンプ場が建設されました。その工事開始に伴い、この角地も仮囲いが設置され、以来ずっと何らかの工事が進められています。



2015年に東側に隣接して完成した中突堤ポンプ場です。このポンプ場の稼働によっていよいよこの角地も再び公園や広場に戻されるのかと思いきや何やら再び土木工事が始まりました。その後、更地状態になってからは特段と言った工事は行われていないものの、資材や重機置き場になっています。



波止場町はその南側が埋め立てられた事によってその名前の由来でかつての様相を現在に伝えるのみです。しかし都心とウォーターフロントに挟まれた中途半端な場所になってしまい、有効な活用は行われておらず、大半が駐車場で残りの一部を国土交通省庁舎、中突堤ポンプ場、新港町の再開発に伴ってこちらに移転した高齢者養護施設、そしてこの角地となっています。更に西側もかつての上屋が並んでいますが、これらは用途転換で一時はもてはやされた時期もありましたが、今は盛り上がりに欠けています。

東側の地方合同庁舎別館の撤去も進まないままで、波止場町は宙ぶらりんの状態から抜け出せずにいます。しかし今はウォーターフロント最前線をしっかりと整備し、東西の回遊性創出を優先させなけらばならない為、波止場町整備はお預けにせざるを得ないのかもしれません。

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