新神戸・北野

新神戸駅前広場再整備計画概要を神戸市長が発表 2024年度末完成予定



JR新神戸駅前広場の再整備を計画する神戸市。昨年に基本計画を策定後、民間事業者に「新神戸駅前広場・生田川公園再整備デザイン計画検討業務」の委託候補事業者を決定するする公募プロポーザルを実施し、昨年末に株式会社E-DESIGNを代表企業とし、株式会社畑友洋建築設計事務所を構成企業とするグループが委託候補事業者に選定されました。同企業グループは一昨日前に発表された神戸駅前広場再整備設計業務の事業者にも選定されたばかりです。



基本計画で示された駅前広場の再整備方針です。駅の1、2階に分かれてバラバラになっているバス、タクシー、一般車の乗り入れや乗場を再編し、用途に応じて1、2階の活用法を明確に分ける事を主眼としています。これは国際空港のターミナルビルによく見られる構成で、2階をバスやタクシー等の公共交通機関専用とし、1階を一般車専用に割り当てるというものです。



加えて駅前から生田川に沿って中央部を南北に貫くシンボル空間を整備して賑わいを創出する駅前広場へと変貌させる計画です。



シンボル空間は基本的に2階駅前広場からデッキによって水平に展開し、生田川公園に誘われる事で高低差を克服する構造になっています。従って車歩完全分離が成立しており、生田川公園とデッキ間はエレベーターとエスカレーターを駆使してバリアフリー化されます。

全体計画のコンセプトは山と街をつなぐ「新神戸ハーブガーデン」です。



駅前広場に設置される花のゲート。ハーブの花々が鏡⾯の屋根、壁に映り込む花のゲートが演出するランドスケープを創出します。ゲートの内側にはデジタル花時計を設置する構想です。



ゲートの先のデッキ上に広がるのがシンボル空間②。両側にルーバールーフを設置したベンチやハーブの植栽を整備。BE KOBEモニュメントの設置も検討されているようです。



夜間景観もシンボル性を高めます。



生田川公園にもルーバールーフが展開され、景観の統一を図ります。湧水を活用した親水空間はキッズに人気を博す事になるでしょう。空間内に常設型の店舗や飲食店の建設は行われないのでしょうか。また大規模複合施設のコトノハコと再整備される広場との新たな動線の確保が考慮されていない事も気にかかる点です。



この駅前広場再整備によって新神戸駅前が人の集う拠点として生まれ変わる事ができるでしょうか。2022年度は実施設計が進められ、着工は23年、1年の工期を経て、24年度末までに全体エリアの完成と供用開始を目指します。

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  1. こまったちゃん より:

    市長が出てきて発表するほどのものですかね、、、

    事業費も大したことなさそうだし、そもそも「山と街をつなぐ」って何のことなのか、利用者のリアルが全く見えない空虚なスローガンな気がします。失敗の可能性が高いどころか、これを語る市長が裸の王様化してないか心配です。

    E-Designはいい仕事したと思いますが、いかんせんベースのコンセプトが狂ってます。近所の人の憩いの場ならともかく、駅利用者はあまり使わないだろうし、単独の観光地としてはパワーがなく、困った時のBE KOBEモニュメントも、あまり置きすぎると逆に全体の価値が落ちてしまいます。

    デッキを作るのなら、駅ーコトノハコーロープウェー駅といった方向の回遊性を上げ、しかも今混雑している2階コンコースを広げる形でなければならないですから、おのずと駅前デッキを広げる形の東西方向になる気もしますし、本当に山と街をつなぐ、なら、駅の2階をぶち抜いて裏山をむすびつける方が、はるかに回遊性が高いでしょう。ハーブのデッキ・ルート自体は良いコンセプトなので、駅ーコトノハコーロープウェー駅や北野につながっていて、その過程でバス停も統合されたら、良かったのでは?という気はします。

    全般として、今の神戸市行政は市民をリードする構想力が乏しい気がします。お金がかかることだとは思いますが、都市のデザイン・プロデュースのための未来志向のコンサルタントを雇ったらいいんではないでしょうか。

    神戸は居心地のいい街・過ごしやすい街なので、市民は意外に問題意識が低く、現状満足=視野が狭くかつ保守的になりがちです。未来志向で骨太な次の発展のためのコンセプトは意図しないと出てきません。

    • しん@こべるん より:

      「駅利用者はあまり使わないだろうし、単独の観光地としてはパワーがなく、困った時のBE KOBEモニュメントも、あまり置きすぎると逆に全体の価値が落ちてしまいます。 デッキを作るのなら、駅ーコトノハコーロープウェー駅といった方向の回遊性を上げ、しかも今混雑している2階コンコースを広げる形でなければならないです」まさにその通りです。コトノハコとの連携を何故もっと考えないのかに大きな疑問を持ちます。新幹線利用者はあくまでも駅を利用するに留まります。時間があってもコトノハコで時間を潰す程度でしょう。化粧直しでは街に大きな変化を生み出す事は出来ません。

  2. カン より:

    いつも楽しく読ませていただいています。以下のニュースとの関連性はいかがでしょうか。

    「新神戸トンネル、ポーアイまで延伸へ 神戸市が事業着手 三宮周辺の渋滞解消、空港アクセス改善」

    イラストの中に、しっかりと神戸空港方面へのBRTとの記載があります。

    あと、この記事の中に、さらに気になる記載なのですが、
    >三宮からポーアイに行きやすくするため、南伸部に
    >国道2号からの出入り口を設けることを検討する。

    これですが、実際に地図を見比べればわかりますが、本当に新神戸トンネル南伸部と2号線の接合部に南向きに入口を整備するだけでは、新港東ふ頭連絡道が既に整備されているためにほぼ意味を成しません。
    つまり、実際に2号線との南向きの出入口を整備するのであれば、もう少し都心部、つまり西伸したところに出入口を作ることになるのではという推測です。

    そこで先ほど本当に偶然に、こべるんさんのブログで記事を拝見したのですが、

    「中央幹線・小野柄通6丁目付近で地質調査が進行中 発注は神戸市都市局 その目的は?」

    あまりに出来すぎた内容ですが、上の市長の出張り方といい、コトノハコ連携とは別の思惑が働いている部分と重ね合わせると、あながちない話でもないのかと思っている次第です。

    • しん@こべるん より:

      「2号線との南向きの出入口を整備するのであれば、もう少し都心部、つまり西伸したところに出入口を作ることになるのではという推測」これは面白い推察ですね。三宮のバスターミナルからもポーアイ、神戸空港へのアクセスを向上する事になります。このプロジェクトについてはまた近日中に記事で取り上げたいと思います。

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