地域探訪: 横浜みなとみらい グランモールは近未来都市の都市公園

みなとみらい地区の開発が進んだ事で整備された美しい都市公園。それがグランモールです。全長700mの沿道にはオフィスビルやタワーマンション、ショッピングモールが連なりますが、低層階には旧居留地のように店舗を入れる事が義務付けられているようです。



グランモールの先には先日ご紹介したウォーターフロントの新しい再開発地区である北仲通のランドマーク・ザ・タワー横浜北仲が聳えています。ここから見える事を計算した訳ではないでしょうが、これが非常に絵になります。



天気が悪かったので写真では通りの良さが半減していますが、ここを歩きながら、真っ直ぐ伸びるプロムナードに大きな街路樹が並ぶ様に、近い将来の新港地区を重ねて見ていました。



みなとみらい地区も海から眺めた際のスカイラインをコントロールする為に地区毎に細かく高さ規制が課されています。よってタワーマンションが並ぶ街区は全て一様に高さ99.9nの建物に揃えられています。高さを稼げないので1フロア辺りの面積を大きくした太いタワーが複数存在します。



タワーマンションも低層部は商業施設です。ツタヤやスターバックスが営業しています。



横浜美術館のある美術の広場です。高層ビルが林立するグランモールの中で唯一、ここは低層建物で構成されています。



向かって左側にはみなとみらい開発当初から主要デベロッパーである三菱地所の開発したショッピングモール MARK IS みなとみらいがあります。



個人的には街路樹はケヤキに限ります。新緑から夏に掛けては緑の葉が美しく、秋には紅葉が楽しめ、葉が枯れて散った後も枝が細かいのでそのシルエットは絵になります。旧居留地の明石町筋が美しいのも街路樹がケヤキだからという点も大きいと思います。東京・表参道、仙台・定禅寺通りも共通してケヤキ並木が素晴らしいです。



グランモールの反対側の先には日産グローバル本社が鎮座します。



美術広場付近は横浜ランドマークタワーを美しく見せる為に建物を低層にしているのかもしれません。



みなとみらいには数々の大型商業施設が存在します。これだけの施設を成り立たせるだけの需要がある事に首都圏の巨大都市の力を見せつけられている気がしますが、横浜の中でも地域間競争は激しさを増しているようです。



規模の差はあるものの、20年前の六甲アイランドもみなとみらいのようにその先進性と近未来都市感に溢れていましたね。六アイは今となっては三宮から遠過ぎます。

このグランモールも実は真新しい公園ではなく、一部開園は1991年、全面開園も1999年。開園から20年を経てリニューアルによって蘇えっています。どおりで木々が立派な訳ですね。