姫路

地域探訪: 姫路・ヤマトヤシキ跡地の再開発は1階に商業機能を持つ地上16階建ての分譲マンション建設へ



2018年に閉店したヤマトヤシキ姫路店。姫路駅前の再開発によってJR新駅ビルピオレやテラッソ姫路等、新たな商業施設が開業した事で競争が激化し、老朽化や立地的に不利な既存の施設は淘汰に向かいました。自己経営再建は諦め、ラオックス傘下に入って復活を目指しましたが、あえなく閉館となり、月日は流れて早4年。



既存建物は解体され既に更地化とされました。跡地の活用について具体的な開発案が示されてきませんでしたか、神戸新聞が開発概要を報じました。

その内容は地上16階建・200戸規模の分譲マンションで、事業主は近鉄不動産と大林新星和不動産。ラオックスが土地を譲渡したものと思われます。建物の設計と施工は長谷工コーポレーションが担当。

商店街のみゆき通りに面する1階には店舗が入るので、賑わい創出に貢献する再開発にもなるようでひと安心です。



先行して同様に淘汰による閉館・解体を余儀なくされたフォーラス。



こちらはホテルと分譲マンションという形で再開発されました。分譲マンションについては全く商業機能は付与されていません。



立地的には姫路駅と姫路城の間に位置し、大手前通りおいても新たなランドマークとして認識される建物になります。但し、景観条例による高さ規制で大手前通り側は11階建の構造となります。

来秋に着工の上、26年2月頃の完成を予定しています。ようやく固まったヤマトヤシキ跡地の開発。再び敷地全てを商業開発する事はやはりオーバーストアとなるだけに叶いませんでした。新しい街のランドマークとしてのデザイン性に期待したいと思います。

関連記事
姫路

地域探訪: 姫路・ヤマトヤシキ姫路店跡地の分譲マンション計画が始動 地域最大規模・最高層のマンションプロジェクト

2023年10月16日
こべるん ~変化していく神戸~
創業112年の老舗地場百貨店ヤマトヤシキの旗艦店であった姫路店跡地に計画されている分譲マンションプロジェクトが遂に始動します。土地を …

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です