芦屋

地域探訪・芦屋 JR芦屋駅リニューアル第1期が完成!新橋上駅舎通路の供用開始



2020年7月より開始されたJR西日本と芦屋市が官民共同で進めているJR芦屋駅の改良工事は2024年3月末の完了予定ですが、第1期として新築された橋上駅部分が完成し、3月26日より供用が開始されました。



今後、再開発される芦屋駅南側とも連絡する芦屋の新しい玄関口に相応しくシンボリックなデザインの外観を纏った新駅舎。



大きな庇を備えたL字型の大屋根と水平の大屋根を組み合わせた特徴的なデザインは芦屋らしさのエッセンスを与えられています。夜間にはライトアップされるものと思います。



新旧駅舎のツーショット。今だけ見られる珍しい光景です。旧駅舎は今後、解体されて新駅舎の未完成の部分が建設される事になります。



大屋根の下に配置されたエレベータータワー。



エレベーターはコンコース階の南端に到着します。



階上にあるガラス手摺のある部分は南側の再開発が進んだ際、再開発ビルと接続する歩行者デッキが直結する事になります。



再開発が完了するまでは通行は出来ませんが、何年後かにはこの先に歩行者デッキが続き、駅南北の再開発ビルが駅を介してバリアフリーで繋がります。



コンコース階へと誘う新しい駅舎の階段エントランスです。



エスカレーターは今後、反対側に新設される予定です。それまではこの階段とエレベーターでの運用となります。



二面に窓が設けられた階段内は採光良好で非常に明るい空間です。



階段上のスペースはコインロッカーが備えられました。



コンコース階のエントランス部の天井にはシンボリックなシャンデリア型照明が吊されています。



新築された橋上駅のコンコースです。階高が大きく、上部に窓が設けられおり、こちらも天然光と照明で明るく開放的な空間が広がります。



エキナカ店舗の南区画には食品・グロッサリーを取り扱うYAMASHO JR芦屋駅店が開業。



北区画には芦屋市内初となるユニクロJR芦屋店がオープン。



コンコース内の更なる特徴として、梁上の部分に欄間のような唐草模様調の装飾が施されています。



改札からL字型に振られた新通路は上質で都会的の雰囲気を醸し出しています。



店舗区画の向かいは駅務室となっています。



店舗区画の壁面は光沢のある御影石で覆い、駅舎内らしからぬ雰囲気です。



新通路沿いにはまだ仮囲いで覆われている部分が残っています。第2期の開業時には新たな店舗の一部や待合になるものと思われます。



駅構内に街角のようなコーナーがある造りというのも趣があります。何でも直線・最短距離が良いというものでもありませんね。



既存駅舎部分の改造工事と合わせた次の供用開始時期は2年後の24年春なのでしょうか。そんなに長い工期は必要ないのではないかと思われるのですが。



ウォークスルー改札と券売機の間にある仮囲いはこれまで南口に誘う既存通路があった場所です。まだ通路は囲いの背後に存在しますが、これから解体が進められます。



北口・モンテメール方面のコンコースも天井と床の刷新が完了しましたが、改札内コンコースのトイレ整備工事が終わらないと、改札外に作られた仮設トイレが解体されないと、残りの構内工事が開始できません。仮設トイレ跡には飲食店やコンビニ等が入る店舗区画が出来るのではないかと思われます。



北口の階段にエスカレーターを設置する工事もひとまずエスカレーターの稼働には至っています。まだ天井や壁、階段周りの工事は継続しています。



上下方向・フル規格のエスカレーターが設置されました。



一足先に改修された駅ビル・モンテメールと駅舎がようやく釣り合いの取れる内装になってきました。



これから改札内コンコースの天井周りの仕上げも進む模様です。今回のリニューアルで駅舎内外全てがトータルで生まれ変わる事になります。



下りホームの上りエスカレーターも稼働を開始しました。



階段の残り部分は閉鎖されています。下りエスカレーターを設置する工事が進行しています。



美しく生まれる変わったJR芦屋駅。更に2期開業に向けて工事が進行しています。引き続き取材を続けていきたいと思います。



芦屋駅と接続を予定している南側の再開発ビルですが、2年あまり市議会の承認を得られず停滞を余儀なくされていました。しかし今月の議会でようやく予算案が可決に至り、前進する事になるようです。芦屋駅の改良と共に再開発が始動します。

JR芦屋駅改良工事



事業者 西日本旅客鉄道
所在地 芦屋市船戸町1119-1他
敷地面積 22,043.55㎡(全体)
建築面積 1,384.34㎡
延床面積 1,393.55㎡
規模 地上3階
建物高さ 14.961m
構造 鉄骨造
用途 駅舎 店舗
設計 西日本旅客鉄道 一級建築士事務所
施工 大鉄工業
完成予定 2024年3月31日

リニューアルの内容
  • エスカレーター新設(各ホームに上下1基ずつ計4基、北口・南口へ上下1基ずつ計4基)
  • 南口エレベーター移転(増築駅舎内へ新設)
  • 駅コンコース改修(増築駅舎内には幅員約6mのコンコースを新設)
  • トイレの拡張および改修
  • みどりの窓口、改札の移転および改修
  • 店舗開発




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