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JR西日本は準備を進めているJR芦屋駅の駅舎リニューアルについて本格着工を前にプレスリリースを発表しました。
リニューアルのコンセプトは「人と、まちと、美しく調和する。NEW ASHIYA STATION」。南口を中心に新たな橋上駅を構築して既存部分と連結する増築を行う改良となります。従って駅舎の南側は全面的に刷新されます。
増築される駅舎は鉄骨造の地上3階 延床面積1,239.56平方メートルの建物です。
南口コンコースは今後行われる芦屋駅南口の再開発ビルと歩行者デッキで連結する予定です。
リニューアルの概要です。
- エスカレーター新設(各ホームに上下1基ずつ計4基、北口・南口へ上下1基ずつ計4基)
- 南口エレベーター移転(増築駅舎内へ新設)
- 駅コンコース改修(増築駅舎内には幅員約6mのコンコースを新設)
- トイレの拡張および改修
- みどりの窓口、改札の移転および改修
- 店舗開発
芦屋駅は今春に北口の駅ビルであるモンテメール芦屋を1年掛けてリニューアルしたばかりですが、これから駅舎コンコースやホーム、南口を含めて大幅に改良します。完成は23年度と3年以上の工期を費やす予定です。
この駅舎リニューアルを巡っては芦屋市とJR西日本の間に「JR芦屋駅改良工事等の施行に関する協定」が締結されており、これによるとこの改良工事の工費42.3億円の内、36.6億円を芦屋市が負担するという公共事業の色合いが非常に濃い計画です。
この駅舎リニューアルに合わせて駅前広場の再整備にも着手するものと思われます。また同時期に駅前の南地区第二種市街地再開発事業もスタートさせたい限りですが、この再開発も地権者との折り合いがまだ完全にはつかず中止を求めていたり、市会にて予算案が否決されたりと多難続きで遅れが生じています。このままだと駅舎のみのリニューアルが先行してしまいかねません。
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この新芦屋駅南口のデザインは、芦屋にある建築家F・ロイド・ライトの弟子遠藤新の施工による重要文化財ヨドコウ迎賓館を模しているのでしょうね。
ヨドコウ迎賓館は旧山邑邸というレトロモダン建築の古民家です。
旧帝国ホテルを設計したライトの建築はレトロモダン建築ファンには人気があり、だいたい積み木を重ねたようなスタイルですね。
芦屋らしいと言えば芦屋らしいデザインかなと思います。