名谷

名谷駅美装化・リニューアル事業の事業者を公募 22年10月のリニューアル完了を目指す

リノベーション・神戸による市内拠点駅の再整備事業が開始されていますが、名谷駅周辺についてはこれまでのところ、大丸須磨店内に来月開館する名谷図書館が先行して整備が進められていました。この次に着手するのが名谷駅の駅ビル美装化・リニューアル計画です。

神戸市は「名谷駅美装化・リニューアル事業」の事業者募集を発表しました。

今回の事業は単にビルの美装化工事を行う事業者を公募するのではなく、リニューアル後の施設運営を予定する事業者が自ら民間事業者のノウハウや技術を活かし、事業の全体計画から設計・施工・工事監理まで一括して行う事業スキームで実施するという事が特徴になっています。


  • 名谷駅ビルリニューアル工事
  • 駅ビル北館新築工事
  • 名谷駅前詰所撤去工事
今回の事業者は上記の3つの工事を請け負うと共にビルの運営も担う事になります。



現在の名谷駅コンコース内の様子です。改札を出ると頭上には吹き抜け空間が広がり、トップライトから自然光が入りますが、あまり明るい感じではありません。



西神・山手線では三宮に次ぐ乗降客数を誇る名谷駅。老朽化が否めないコンコースと駅ビルのリニューアルは現在のイメージを大きく覆すお洒落な街への変貌が必要です。



改札を出た際のリニューアル後のイメージです。吹き抜け空間が駅ビルの商業空間と一体化している様子が描かれています。



賑わい空間やカフェがビル内に整備されて、私鉄駅ビルのような洒落た雰囲気を持った建物内へと改修される事が求められています。



駅ビル2階の現在の様子です。暗く昭和の香りが漂います。



駅ビル2階から吹き抜けを見下ろした様子です。



2階も吹き抜けを中心として、店舗の配置構成を大きく変更したイメージです。



この駅ビルが前述のイメージパースにどこまで近づけたリニューアルが行なわれるのでしょうか。



駅ビル北側の市有地に建設される新北ビルは地上3階建を想定。デッキと共に既存駅ビルと連絡。面するロータリーは市が再整備を行います。

入札のスケジュールは6月までに落札者を決定し、7月に契約を締結。10月から既存詰所の解体を開始し、来年1月より北ビル建設を着工。1年の工期で完成させ、既存駅ビルのテナントを新ビルに移転の上、リニューアル工事を開始。22年10月末までに完成予定です。

商業ビルの運営ノウハウを持った大手デベロッパーによる落札を期待したいと思います。
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  1. 摂津国人 より:

    名谷駅の駅ビルは40年前の地下鉄開業からほとんど変わっていません。
    私の記憶では20年ほど前に吹き抜け部分や改札を改修していたはずですが、工事の規模が小さく開業当時から比べてそれほど大きな変化には至らなかったと思います。
    地下鉄の駅のビルはどこも駅自体が橋上に位置しているためか、規模が小さく古いままな上に、2階部分は動線からも外れています。
    駅に最も近いビルをこのまま放置しているのは好ましくありませんので、民間に運営を委託することも含めてリニューアル事業はいい方策なのではないでしょうか。
    個人的には、名谷くらい三宮から近ければ今回のリノベーション神戸の取組で人口増加が期待できるのではと考えております。
    地下鉄の快速運行が実現すれば名谷に停車することは確実でしょうから、さらに人気になるでしょうね。
    そう言えば、快速運行の話が立ち消えていますがどうなるでしょうか。
    調べてみてもあまり楽観的な意見は見受けられませんでした。
    快速復活の可否は、名谷はもとより西神中央の行く末にも大きな影響を与えるのは間違いないでしょう。

    【神戸市営地下鉄】在来4形式を6000形で代替!世代交代が進む西神・山手線
    https://train-fan.com/kobecity-6000/
    「このような状況を考えますと「快速」の復活はゼロと考えていいでしょう。実際、神戸市営地下鉄から「快速」復活に関する具体的なアクションはほとんど見られません。」本文中から

    地下鉄の「快速」導入は難しい? かつて運行していても復活できないワケ
    https://trafficnews.jp/post/81806

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