兵庫県庁再整備

兵庫県 県庁舎等再整備基本計画策定支援業務 公募型プロポーザルの受託者決定!



兵庫県が県庁舎の再編・再整備を目的として基本構想を策定してきました。この基本構想に基づいて、「県庁舎等再整備基本計画策定支援業務」を受託する事業者を公募型プロポーザルによって募っていました。6月に募集要項を公表し、6月末に一次審査を実施。7月末には一次審査通過者に対し、事業提案書の提出を求め、8月中旬に二次審査を行った上で先週に審査結果の通知を行った模様です。兵庫県は9月3日付で審査結果を発表し、隈研吾建築都市設計事務所・昭和設計・ウエスコ設計共同体を選定しました。



基本構想では現県庁舎1号館跡に1・2号館を集約した高層庁舎を建設し、議事堂もこの敷地内に整備を想定。継続使用する3号館と合わせて庁舎の床面積は約10.45万平方メートルへ拡大し、500-540億円規模の事業費を見込んでいる他、2号館跡地や県民会館跡地はにぎわい・交流ゾーンとされ、ホテルやオフィスの誘致、県民会館の合築も想定されており、元町駅から北側への回遊性を高める求心力となる予定です。

プロポーザルに係る審査の経過等については別途公表予定との事です。県庁舎ゾーン再整備計画やにぎわい交流ゾーン整備計画、JR元町駅西口からのバリアフリー動線、回遊シンボル軸の検討も含めた包括的な整備案、計画図、イメージパースの提出が求められており、今回の受託予定者である設計JVがどんな内容のプロポーザルを提案したのか非常に気になるところです。特に今をときめく建築家・隈研吾氏が参画した事で今回のコンペは更に興味深いものになったものと思われます。



雲井通5丁目のバスターミナルビルでは三菱地所x坂茂氏 VS 森ビルx隈研吾氏のコンペとなり、三菱地所x坂茂氏に軍配が上がりました。県庁再整備案では何者からの提案があったのかも非常に気になるところです。策定支援業務と銘打っていますが、実質的には設計委託先の前哨戦といったところでしょう。早期に審査経過と今回の提案内容が明らかになる事を期待したいですね。

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