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兵庫県が構想する兵庫県庁を中心とした元町駅北側一帯の再整備計画について、元町山手地区再整備基本構想・基本計画検討委員会は県庁、県民会館、民間施設の開発手法に3つの案を提示しました。
第1案
これは以前より井戸知事が示した案です。① 県警本部東側にある駐車場に新しい県民会館を建設。2021年に着工、2023年に完成。
②現・県民会館とその駐車場跡地に新しい県庁の行政庁舎を建設。2024年着工、2028年完成。
③現・県庁1、2号館跡地にホテル等の民間集客施設を建設。2028年着工、2030年完成。
第2案
新たに提示された案です。①行政庁舎を西側に集約。恐らく1号館跡地に高層庁舎を建設し、完成後に2号館を解体。3号館を除く全てのエリアを賑わい交流ゾーンと設定し、民間施設の建設も視野。新庁舎と3号館は地下通路で連絡。庁舎は22年着工、26年完成。民間施設は28年着工、30年完成。
②県警本部前駐車場に県民会館を建設するが、民間施設との合築による複合ビル化も検討。会館単独であれば21年に着工、23年に完成。合築の場合は28年着工、30年完成。
第3案
現庁舎と現会館の耐震改修と増築案です。①1、2号館と議場を耐震改修。21年着工、29年完成。
②県民会館を耐震改修し、増築。21年着工、24年完成。民間施設を県警本部前の駐車場に建設。22年着工、23年完成。
どの案も行政庁舎は76,000平米メートルに、県民会館は23,000平米メートルへと共に延床面積が拡大されます。事業費は建て替えた場合に600-750億円、改修で500億円と試算されていますが、この差額であれば建て替え案を採用するべきかと思います。
どの案にせよ全体の完成には約10年〜11年を要します。個人的希望はやはり第1案をもっと早期に着工でしょうか。第2案が出てきた背景には需要に対する懸念意見があったようです。今、超高層ビルを丸ごと1棟ホテルにする新規計画は東京や大阪を見ても、アパホテルかヨドバシのみです。特に外資系高級ホテルはオフィスビルの高層階に進出するのが定番化しています。現実的には第2案に傾くでしょうか。その場合でも、県民会館とホテルの複合ビルを早期に着工して欲しいですね。28年まで待つ理由は予算でしょうか。基本方針は年度内に決定する予定です。
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