元町・神戸ファーマシービル跡地で工事着手と天一元町店(パチスロ店)の解体工事着手

大丸前スクランブル交差点に面して立っていた元町ファーマシービル跡地は更地になった後、既に半年が経過しました。



狭小地ですが、人通りの多い目抜き通りに面した角地であり、商業価値の非常に高い立地です。この土地を取得したのは三菱地所ホーム。



フェンスの仮囲いを設置して敷地内では工事がスタートしました。三菱地所ホームはその名の通り基本的には住宅メーカーですが、一部には小規模店舗やオフィスビルの開発も手掛けているようなので、今回の計画もそうした一環なのではないかと思われますが、住宅メーカーが商業地の土地を取得する事例は珍しいのではないかと思います。



どのような規模のどんな用途の建物が計画されているのでしょうか。工期は年内いっぱいのようです。鯉川筋を挟んで斜向かいでビルの大規模改修工事が進行中です。



神戸元町ユニオンビルが外壁の全面改修を行っています。塔屋が真っ白に再塗装されているようでしたが、通りの雰囲気を一変させるようなリニューアルになるでしょうか。南に隣接するHK元町ビルの1-2階も空テナントが長らく続きます。立地は非常に良い筈ですが、何故か出店テナントは長続きしません。



元町ファーマーシービル跡地の二軒隣には元町VEGA。中核テナントだったユニクロが抜けた後遺症は大きく、街のにぎわいに影響を与えかねません。



ただなかなかこれだけのフロア数を埋められるテナントはそうありません。ファッションビルとして開業したVEGAですが、1-2階は大きな開口部や建物前に広げられた歩道を活かしてオープンテラスのあるカフェに転換するのも良いのではないかと思います。



鯉川筋から一本西側に入った裏通りでは既存建物の解体工事が開始されています。



元町駅から徒歩1分の好立地でそこそこの敷地面積がありそうな土地です。



解体中の建物はパチスロ天一元町店。2年前より休業していましたが、遂に廃業・建物の解体撤去工事が始まりました。



利便性を考慮すると、商業テナントビルやビジネスホテルの建設地としては最適かと思います。比較的まとまった面積のある土地なだけに解体後の動向が注視されます。兵庫県庁の再整備構想が進行していれば、元町駅周辺にも波及効果による盛り上がりが期待できた筈でしたが、現知事に潰されてしまいました。まもなくであろう知事交代の暁には、再び県庁再整備の議論を活発化させて欲しいと思います。