(仮称)神戸三宮伊藤町増築計画が始動！再びツインビルの誕生へ前進開始

旧居留地・伊藤町で計画されているプロジェクト「(仮称)神戸三宮伊藤町増築計画」が遂に始動しました。



元々は和田興産が取得した土地を専修学校を運営する学校法人コミュニケーションアートが引き継ぎ、敷地の南側に建設された神戸・甲陽音楽＆ダンス専門学校の増築に備え、駐車場として暫定利用されてきました。



昨年11月にはこの増築計画がまとまり、着工時期未定のまま、プロジェクトの始動を待っている状態が継続していました。駐車場については1月に閉鎖されており、着工が近づいていると思われていましたが、その後の半年は再び沈黙期間となりました。

ようやく工事が開始された現地。計画されている建物は地上8階で高さ31m、延床面積は3,682平方メートルの規模です。恐らく隣接する1期の建物とほぼ同じデザインの建物になるのではないかと推測しています。



設計と施工は1期の建物と同じく東レ建設が担当します。



駐車場のアスファルト撤去まず行いましたが、恐らく地中にはかつてここにあった三宮伊藤町ビル北館の基礎等の地中障害物が存在する為、これらの解体撤去から開始される事になります。



少子化が進む中、民間専修学校が規模を拡大させる戦略を選択するのは、更に学生を増やす事ができると想定の上で成り立っているものと思われますが、増築棟も音楽・ダンスの教室を入れるのか、それとも他の学校形態にする計画なのか。



和田興産が取得した時点ではこの土地には姿の異なるツインビルが立っていましたが、専修学校と用途は違えど、再びツインビルが立ち並ぶ事になります。



エリアには近隣でWDBがグループを集約する自社ビルを建設中の他、東京建物も真珠会館跡地で新たな建物の建設に着手、少し北側では神戸土地建物がオフィスビルを建設しており、旧居留地の東側で4件の建築工事が進行しています。これらのプロジェクトも三宮再整備の余波と考えられるでしょうか。