垂水

(仮称)垂水駅南ビル開発事業 5月中旬の着工に向けて開発街区内の既存店舗解体開始

JR垂水駅南側駅前広場に面した東側はにはJR西日本が保有する敷地面積912平方メートルの土地があります。この土地を活用して、同社のグループ会社であるJR西日本アーバン開発が駅ビル開発を開始します。

プロジェクト概要

(仮称)垂水駅南ビル開発



事業者 JR西日本アーバン開発
所在地 神戸市垂水区神田町130-1他
敷地面積 911.78㎡
延床面積 979.25㎡
規模 地上4階
高さ 17.7m
用途 店舗
構造 鉄筋コンクリート造
設計者 交建設計
施工者
竣工予定 2024年3月



現在の様子



この土地には、コンビニとして使用されていた平家建ての店舗ビルがありますが、前月にコンビニは閉店しており、仮囲いが設置されました。



店舗の解体撤去を開始する模様です。平家建ての店舗なので、解体は短期間で完了するものと思われます。



JR垂水駅前は北側に大きく開け、大型商業施設や再開発ビル、商店街等も全て北側に集中しています。一方、国道2号線と駅に挟まれた南側は、道路も狭く雑居ビルやマンション等が所狭しと立ち並び、雑多な駅裏という印象が強いエリアです。



しかし南側に向かってJR高架下には駅ナカ商業施設のPLiCO垂水があり、垂水エリアの中では高感度のテナントが集まっていますし、ポテンシャルは高い駅前エリアです。



JR西日本は、ここを単なるコンビニとコインパーキングとしておく事は、有効的に保有資産を活用していないと判断したのでしょう。コロナも落ち着き、南側では再開発が開始され、リノベーション神戸の様々なプロジェクトも進行している垂水駅前はポテンシャルが高いとも認識されたのかとも思います。



本格的なビル本体の着工は5月を予定しているようです。PLiCO垂水の一部として運用される予定で、1階には再びコンビニ、2階にはカフェが入るようです。PLiCO垂水には既にスターバックスが出店していますが、これを移転するのか、それとも新たなカフェを誘致するのか。最近はタリーズが非常にアグレッシブに出店攻勢を強めており、同じくJR西日本アーバン開発が計画を進めている名谷のtete名谷にもタリーズが出店します。



今回の駅ビル建設を機に、南側の駅前広場も再整備を検討する必要もあるかと思います。現在は、駅前通りを含めると歩道と車道の隔たりも一部を除いてありません。



リノベーション神戸では、行政主導の再整備・開発がメインとなっていますが、この駅ビル開発はこれらの動きに民間事業者が呼応する商業開発の初のケースかと思います。商業系、住宅系の双方で、同様の事例が増えていく事が期待されます。
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