三宮再整備

三宮再整備・こどもの本の森 神戸 内部の様子を初撮影



今春に東遊園地南側の花時計前に開館したこどもの本の森 神戸。建築家・安藤忠雄氏が設計、建築し、神戸市に寄贈した子供専用の図書館です。利用には事前予約が必要で、開館直後はなかなか予約が難しい状態が続いていましたが、ようやく予約を取れるようになってきました。

嫁と子供が初訪問してきたので、内装を撮影してきて貰いました。嫁がカメラマンとしてブログデビューです。



入口での受付を終えて進んでいくと、曲線を描く腰高の本棚の上にりんごのオブジェが目に付きます。こどもの本の森 中之島には建物の前にもっと大きなりんごのオブジェが置かれています。「永遠の青春」と名付けられています。



壁一面の本棚に多くの本が収められています。建物は東面がファザードになって建てられているので、西日が入る事はありません。



内部には1階も2階も完全に平面ではなく、小さな勾配が付けられていて遊び心のある構造となっています。壁は基本的に全て本棚です。



建物中央部に内部のシンボルとなる幅の広い大階段が鎮座しています。



吹き抜けの明るい空間は開放感に溢れています。



りんごオブジェのある1階の空間を見下ろします。西面の本棚の間に2本のスリットのような窓が床から天井に至るまでに取り付けられています。



階段を上がると2階の本棚に沿ってスロープが取り付けられています。



吹き抜けを貫く空中回廊。



その先には椅子が置かれて、その上にも本が1冊。これも安藤氏のアイディアでしょうか。



建築中から気になっていた三角円柱錐の小部屋空間。内部の写真を撮ってきて欲しかったのですが、中にも人がいたので断念したそうです。トップライトから自然光が降り注ぐ秘密基地のような空間です。



嫁も子供もまた行きたいとリピート予約をしたようです。1時間半の滞在時間はやはり短いようです。



コロナの今以上の収束と施設人気もこなれてくれば、予約不要での施設利用が可能になるのではないかと思います。真に東遊園地の賑わいを増やす施設になるためには、不特定多数の人が利用できるようなる事が必須です。

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