三宮駅南側の3層ネットワークの向上を目的として、歩行者デッキの活用を促進する為にデッキの西端と東端にエスカレーターを設置して利用増を狙う計画が進められていますが、既に工事予定が明らかになった東の小野柄歩道橋エスカレーター設置工事に続いて、西端の三宮中央歩道橋のエスカレーター設置工事もいよいよ始動します。
設置が計画されている神戸マルイ前では準備工事として地下埋設物の移設工事が完了しています。
プロジェクト概要
三宮中央歩道橋エスカレーター設置工事

工事は歩道橋に接続するエスカレーターをフラワーロードに沿って南北に設置。エスカレーターの周りの歩道には廃ガラスを粉砕した軽量石材「スーパーソル」を設置。

エスカレーター設備を載せるスロープを支える鉄骨柱とその基礎を構築。柱の足下は軽量盛土材と防水コンクリートで固める。エスカレーターのアプローチは傾斜角8度のスロープを整備。

工事場所 神戸市中央区三宮町1丁目
完成期限 2022年2月28日
工事概要 土木工事 昇降機工事
現況の様子

多くの人が行き交うこの場所にエスカレーターが出来ると、中央幹線の信号待ちを嫌うせっかちな人々はエスカレーターに流れる事が容易に予想出来ます。エスカレーターは上り専用なので、南側から駅方向に向かう人が利用する事になります。
新設されるエスカレーターが接続するのは現歩道橋のアールの部分です。
地下工事が進められ、アスファルトで簡易舗装された部分にアプローチスロープとエスカレーターが整備されます。
エスカレーターを上がると、交通センタービルへと誘われます。このデッキもフラワーロードを跨いで、JR駅ビルと西口を結ぶ予定の新デッキと交通センタービルを回り込んで接続されるようになると、もっと利用者が増加するのではないかと思われます。エスカレーターは2月末までに設置工事が完了する予定です。