先日読者の方から中央卸市場跡地に建築計画のお知らせが掲示されたとの情報を頂き、早速現地取材をしてきました。2度の着工延期を行ったことで、土地の売却から計画が4年越しになっているイオンモール神戸南の建設プロジェクトです。
3ヘクタール以上の広大な敷地ですので複数箇所に建築計画のお知らせが掲示されていました。
待ち望んだ建築計画のお知らせがこれです。この掲示に3年半が費やされました。お知らせの掲示日は1月28日。着工は5月1日を予定しています。通常、お知らせ掲示は着工日の半年前まで義務付けられているはずです。完了予定日が来年の6月30日。建物用途に百貨店と書かれているのが面白いですね。商業棟は地上3階地下1階、駐車場棟が別途に設けられて地上5階。設計は大林組が担当。施工者はまだ未定のようですが、恐らく同じく大林組が担当するのではないでしょうか。
因みに未だに埋蔵文化財発掘調査工事が実施中なのには驚きました。3月末までの実施予定です。工事内容に止水工事も含まれています。こちらがメインでしょうか。
敷地内中央でクローラークレーンとショベルカーが作業を行っていました。
あと2ヶ月もするとこの広い敷地が一斉に掘り返されて基礎工事が始まると思うと心躍ります。複数の三点式パイルドラバーが稼働して掘削工事が進行している様子が見に浮かびます。
イオンモール建設予定地の南側にあった中央卸売市場本場厚生ビルの解体工事が大詰めを迎えています。
仮囲いの向こうに聳えていた老朽化した巨大ビルの姿はすっかり消えていました。
敷地内に代わりにあるのは瓦礫のみです。
この場所はイオンモールが建設される第I期工事に対して第II期として再開発が予定されている敷地です。I期地区の敷地面積が3.7ヘクタール。II期地区はそこまで大きくはないもののそれでも1.5~2ヘクタールはありそうです。市場跡地の再開発が完成すると地下鉄海岸線沿線の様相を大きく変えることになりそうです。まずは地区内の区画整理が開始されます。
イオンモールの建設と同時並行で整備が予定されている運河プロムナード。以下のプロジェクトが予定されています。
・新川運河周辺の夜間ライトアップなどを整備
・運河親水ゾーンの回遊性向上をはかるため、プロムナード整備や橋梁の美装化を実施
合計の敷地面積が5ヘクタール以上にも及ぶ大規模開発は今の神戸では最大級と言ってよい程です。利便性が高まれば周辺に分譲マンションが急増し、人口増加も期待できます。人口減が続く兵庫区においては活性化を担う大きな希望です。JR神戸駅-地下鉄海岸線の接続を改善し、うまくプロモーションしていけば市外からエリアへの転入の可能性も広がるでしょう。唯一の心配の種はハーバーランドとの競合です。同じイオンが運営するモールとして、テナントの差別化や2モール間を移動できるようにする等、うまく協業して相乗効果の出る形で共に地域の発展に繋がるよう活用して欲しいですね。
イオンモール神戸南新築工事 -神戸市中央卸売市場本場跡地再開発-
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早くイオンモールが出来てほしいです。
ウミエにはないショップが入ると思うので何が入るのか楽しみですね。
初めて投稿します。いつも楽しく見させてもらっています。umieとは違う店舗が入ればいいですが全国イオンモールに限らずチェーン店ばかりで代わり映えしないのが現実です。運河を最大限活用した催しなど斬新なモールになることを期待しています。
楽しみですね。
ようやく地下鉄海岸線が活躍する日が来るかと思うと嬉しいです。
>>JR神戸駅-地下鉄海岸線の接続を改善し
全くその通りで、神戸駅は早く地下改札口を作るべきだと思うのですが、どうでしょうか?ウミエにも、地下鉄にもアクセスが改善します。
地下鉄利用者を増やすにはやはり運賃の見直しが一番効果はあると思います。
兵庫区の浜手もずいぶん開発が進みましたが、その中の住宅街は、あたかも工場や貯木場・倉庫の海の中に浮かぶ島の如しと言うイメージがまだまだ抜けません。
都心部へ近く・平地が多く・道路付けの良い広い敷地は今や希少ですから早晩このエリアは様変わりしていくんだと思います。但し、一方で良質な工業用地を失う事にも繋がりますので是非は測りかねますが。
神戸市を見渡して特異に思うのは小束山と舞多聞エリアでしょう。駅からバス便で人気の住宅地なんてほかにないでしょう。図らずもこのエリアには大型商業施設が集積し一大商業ゾーンになっちゃいました。成長の過程が面白いですね。人気がある地には、少々交通事情が悪くとも人が集まる。人が集まればインフラ整備も進む4月には小学校も新設される。
人口構成は知りませんが、子供の人口なども関係しているんじゃないかと漠然と思います。
なぜ人が集まるのかを考える事から始めたほうが良いのではないでしょうか?