JR神戸駅南側の地下街である「DUO神戸浜の手」。この第二期改修工事が進行中です。今回の主な改修場所は駅を出てすぐの地下街メインエントランス。大階段とエスカレーターで構成されています。また完成予定は2月とされています。この部分の改修内容は以下です。
・地上部天井(ガラスシール打ち替え)
・天井改修(既存金属パネル撤去・新パネル取り付け・塗装)
・壁改修(タイル張り・金物取り付け・間接照明取り付け)
・床改修(一部石貼り撤去・タイル貼り)
・サイン改修(一部撤去・新設・移設)
左右のエスカレーターと階段を隔てている腰壁は改修が終わりました。以前はコンクリート打ちっぱなしの壁でした。
爽やかなライトブルーの目の細かいタイル貼りへと改修されました。このタイルは恐らくガス燈通りへと誘う26番出口に使われているものと共通のようです。
今回のメインエントランス周りの改修で最も個人的に気になっているのがこの場所のシンボルである滝です。改修後も残されるのか心配でした。水を使った演出は維持管理にコストが掛かる為、改修後は撤去されてしまうケースを何度も見てきました。ハーバーランドでもその多くが姿を消しています。この部分も壁の改修でタイルが貼られました。しかし水が湧き出る部分は蓋がされています。現状では継続か中止かは判断がつきません。
エスカレーターの左右と頭上はまだ覆われたままです。
公開されている完成予想パースは駅側からのエントランスの様子のみなので地下側がどう改修されているのかは全く見当がつきません。アッと驚く変化を期待したいですね。
エントランス以外の改修で主なものは他に地下街内東面の壁改修です。ここにはすでにハーバーストリートで使われていた共通の光壁取付が主な改修内容です。
この部分の壁にはすべて人の頭の高さの程度の位置に取り付けられている半分の長さの光壁が採用されています。どうせなら一番下まであるものに統一して欲しかったと思います。
改修工事の進捗は他所に地下街はumie(ウミエ)に向かう人、umie(ウミエ)から帰る人で賑わっていました。今年の4月にはumie(ウミエ)は開業3周年を迎えます。ハーバーでは何をやっても成功しないと否定的な意見も多くあったようですが、この場所に求められるニーズを満たしたイオンの戦略が奏功し、アンパンミュージアムとの相乗効果で見事に賑わいを取り戻し、定着させました。ただ関西圏の施設間競争はumie(ウミエ)開業時よりも更に激化しています。中央市場跡に2017年6月に開業予定の(仮称)イオンモール神戸南のオープン後、umie(ウミエ)にプラスの影響が出てくるのか、それともマイナス要因となるのか。これと併せてumie(ウミエ)も更なる魅力アップ+2施設の相乗効果を出せるような仕組みが必要とされるでしょう。
DUO神戸地下街改修工事
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
滝は是非残してほしいですね。
光壁については、店舗前面に置かれた商品やディスプレイのせいかあまり印象にありません。多額の費用を投じるならそれに見合うデザインコードを作り運用すべきでしょう。三セクはその辺りがあいまいな感じがします。
今発売中の鉄道ジャーナル2月号は「京阪神三都を結ぶ」と題して、関西の鉄道と駅を一大特集しております。中でも京都駅と大阪駅は大きく誌面を割き、ターミナルビルとしてのその巨大さと、賑わいを詳細にレポートしておりますが、三都目である神戸は三ノ宮駅と神戸駅を付け足し程度に報告しています。文面はおおむね好意的ではありますが、クラシカルはロココ調の柱やノスタルジックさにのみ焦点が当たっているようで、どうしても京都、大阪と比べ神戸の斜陽さが際立っており寂しい限りです。
記事には三ノ宮駅の建て替え等には一切触れておりませんでしたが、何年か先には、阪急、JR両三宮駅が一新され、鉄道ジャーナル誌の巻頭を飾る特集を組まれる日が来ることを切に望むようになりました。
ちなみに2月号はJR以外にも、阪急電鉄や関西の私鉄ローカル線などかなりの記事が掲載されており、特に鉄チャンで無い方(私を含め)でも、関西人としては興味深い記事が満載です。是非書店でお確かめください。(決して鉄道ジャーナルの回し者ではないですよ。笑)