これまで3期に渡って冬から年度末までに工事を実施してきたJR神戸駅南側の地下街であるDUO神戸浜の手のリニューアル。通路の天井、壁、柱、一部床材の改修、照明設備の更新、店舗の再配置や新規テナントの誘致から始まり、メインエントランスである大階段とエスカレーター周りの改修と続き、最後の総仕上げとしてイベント広場としても活用されているDUOドームのリニューアルが実施されました。
ドームを囲む4本の柱は内部に電灯を設置してガラスで覆った光柱へと化粧直し。三宮地下通路ですでに実績のある手法が採用されました。柱に照明設備や案内表示等の複数機能を与えつつ、洗練感も生み出します。
ドーム自体には手が入った訳ではありませんが、何だか明るくなった印象です。
ドーム内の改修内容は小規模に留まりました。
ドームのシンボルだった潜水艦のオブジェが姿を消して看板が取り付けられました。もっと何とかならなかったのでしょうか、正直ダサい。壁のキワに取り付けられていた照明は撤去されて波型のパネルで覆われました。これも何だか取って付けた感があります。看板上には新たな照明設備が複数設置されています。
広場を囲むようにして天井に段差がありますが、この縁にブルーのLED照明がグルリと張り巡らされました。これはなかなか良い感じです。
ドームの周りはシンプルながらも垢抜けた感があって良いのですが、肝心のドーム改修はもう少し何とかならなかったのかと思います。夜間の照明点灯時はまた印象が変わるのでしょうか。これで一連の改修工事は完了を迎えました。I期工事のその1はumie(ウミエ)の成功がまだ盤石かどうか判断がつかず、賑わいの連続性を生み出す為に知恵を絞って、店舗の再配置を行い、お金もそこそこ使った本格的なリニューアルでしたが、II期以降はumieの集客力が確かである事が明確となった為か、もう予算はそんなに割いて改修しなくても人は来ると踏み、お茶濁し程度の改修に留めた感が否めません。これから三宮やウォーターフロントに集中投資を行わなくてはならないので、一定規模で予算を絞る必要性は理解できますが、尻すぼみ感が残念です。
DUO神戸地下街浜の手改修工事 その3
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