新神戸・北野

(仮称)神戸市中央区北野町計画 神戸倶楽部の建て替えプロジェクト


トアロードの北端に位置し、北野の西端にある神戸倶楽部。西日本で最初の外国人クラブとして明治2年に設立され、以来、神戸随一の国際交流・社交の場として存在してきました。現在の立地は旧東亜ホテルの跡地で、1956年にこれまでの倶楽部の建物が完成しましたが、近年は老朽化が進んでいました。



倶楽部は建て替えとリニューアルを目的として、2024年末に一旦、閉館。敷地全体を解体し、新クラブハウスを建設すると共に敷地の一部に分譲マンションを建設する計画です。



2014年に一般社団法人化された神戸倶楽部。マンション建設や建て替えプロジェクトに参画したのは阪急阪神不動産です。社団法人や宗教法人が保有する都心の土地の一部を活用してマンションを建設し、その土地の使用権や売却で老朽化した法人保有の建物を建て替えるという開発手法が定着しており,今回も同様のケースとなっています。



施工を担うのは竹中工務店。なかなか一流どころをおさえました。



敷地面積は約0.8ヘクタールと非常に大きな土地です。設計、施工は竹中工務店が担います。阪急阪神不動産の分譲マンションは低層3階地下2階建で、総戸数は15戸のみ。約8,000平方メートルの延床面積は新たなクラブハウスも含んでいるのでしょうか。



既に鉄筋コンクリート造の地上躯体の構築工事が進行しています。マンションは70年の定期借地権付きの物件となるようですが、それでも超高級マンションとなる事は間違いないでしょう。



これまでの物件価格の最高額を更新しつつ、平均分譲価格の大幅な押上げにも繋がる可能性が高いと思われます。低層物件にも関わらず、竹中工務店が施工する理由もそこにあるのでしょう。



トアロードの良質で利便性の高い住環境や神戸倶楽部の敷地内というステータス性が物件の魅力を押し上げ、また希少価値の高さも話題を広げます。



社団法人、宗教法人、スーパーマーケット等、敷地に余裕のある物件の老朽化による建て替え需要を敷地内にマンションを建設する事により、建て替え資金を得るというWINxWINの関係によってマンション開発が促進される手法はデベロッパーにとっても手腕の見せ所です。まだこうした宝の土地は都心のあちらこちらに眠っていそうです。

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