新神戸駅前の大型複合商業施設「新神戸オリエンタルアベニュー」の3階に神戸牛の情報発信施設「神戸ビーフ館」が3月24日(日)にオープンしました。同施設は兵庫県内の卸売業者等で作る県食肉事業協同組合連合会が事業主体となり、県から補助金も出された上での開業です。
新神戸を開業場所に選択した意図はインバウンド需要を取り込む事にあります。神戸ビーフ館の開業効果による商業施設の活性化もその一つとして挙げられるでしょう。
約141平方メートルの館内には神戸ビーフを楽しめる神戸肉流通推進協議会の指定飲食店を検索できるシステム(端末検索)や神戸牛の歴史、由来等を紹介する映像の投影、肉のランクを見分ける為の模型等が展示されています。しかし施設のハイライトは少量の神戸牛を食す事ができる席数20(カウンター、ボックス、テーブル)のレストランです。
80〜60gの神戸ビーフ鉄板焼を5000〜3000円、焼肉ランチも1500〜1800円で提供されます。
開業場所はJR新神戸駅とオリエンタルアベニューを結ぶデッキを渡ってエントランスを入るとすぐという区画で、同施設の中においては好立地ではあります。
〜新幹線を降りた観光客がここでまず神戸ビーフについて学び、少量の肉を味見し、更に本格的なディナーを楽しめるレストランに目星を付けて神戸観光に繰り出す〜
これが理想的なシナリオかと思いますが、そもそも新神戸経由で神戸を訪れる外国人観光客がどれ位いるのでしょうか。るるぶやマップルに掲載されれば、日本人観光客にはそれなりの需要は掘り起こせるかもしれません。
今回の施設は暫定整備としており、運用内容の検討後、2023年度をめどに本格的な施設のオープンを目指す予定です。中突堤中央ビルの建替後の施設が現在は本命として検討されています。インバウンド向けには本格整備後の方が効果はありそうです。
7月にはこの神戸ビーフ館の入る新神戸オリエンタルアベニューがリニューアルオープンする予定との報道が既に出ました。これについては記事を別で書きたいと思います。
新神戸オリエンタルアベニュー内3階に神戸ビーフ館が3月24日(日)にオープン
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