ウォーターフロントエリアの再開発が進行する中、今後も大規模な改造工事が予定されている中突堤と新港第1突堤の間の水域。ここで既に進められている準備工事があります。

行われているのは京橋防波堤整備工事。既存の京橋防波堤はメリケンパークの東端から第1突堤に向かって伸びている防波堤ですが、これを大きく東伸する整備が進行中です。

神戸市港湾客が進めるこの工事は来年3月末までの工期を予定しています。

延伸部の防波堤は既存部分よりも幅があり、かなり強固な構造です。この新たな防波堤によりこれより内側の港内の波は穏やかになります。

この防波堤も可能であれば先端まで行ける観光眺望施設としての機能も有する事を期待したいですね。

同様の役割で整備された第1突堤先端から伸びる波除堤。まだ入口閉鎖されていますが、水域内の開発が完了すると、一般開放が開始されるでしょう。

防波堤の内側は京橋の船溜まりがあります。この船溜まりを埋め立て、ウォーターフロントに新たな開発用地を創出すると共に海岸線を南下させる事により、メリケンパークと第1突堤間のアクセスを向上し、新旧のウォーターフロントの回遊性を改善します。

新たな海岸線となる岸壁は浜手バイパスよりも南側に位置する事になります。震災メモリアルパーク辺りから陸伝いに第1突堤まで歩いて行けるようになります。

防波堤の整備と合わせて、ポーアイでは埋め立てられる船溜まりの機能を補完する新たな船溜まりの整備が進行中です。これらの準備工事が終わると、いよいよ埋め立て造成工事に着手する事になります。埋め立て地の完成のタイミングはいつ位になるのでしょうか。2032年頃が妥当かと推測します。

新たなウォーターフロントのゲートエリアとなる予定の波止場町。水上警察署、地方合同庁舎2号館別館跡地には、集客施設の整備が想定されています。第2突堤のジーライオンアリーナ神戸が新港町のにぎわい創出の起爆剤としての役割を発揮し始めていますが、神戸にはZEPPサイズのライブアリーナがありませんので、このエリアに1500-2000人収容の施設が出来ると素晴らしいと思います。

第1・2突堤間の水域はプレジャーボートのマリーナが整備される計画ですが、既に社会実験的にプレジャーボートが域内に係留されている様子が確認できます。そろそろ水域の開発に着手して欲しいところです。
京橋防波堤整備工事 京橋船溜まりの埋め立て造成に向けた準備事業が進行中
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