JR神戸駅前広場再整備プロジェクトが進行中です。「駅前広場がつなぐ、人とまち。~ 神戸“湊”劇場~」をコンセプトとし、「人が主役」の空間への再編が計画されています。

北東側にあったタクシー用ロータリーは完全に閉鎖されて仮囲いが設置され、大型重機が投入されて、地下タワー式駐輪場の建設工事が進めれらています。地下空間を活用し、地下タワー式駐輪場(自転車約1,100台)や地下平面式駐輪場(自転車、原付、二輪車約260台)を整備し、地上空間の利便性を向上させます。

三点式パイルドライバとクローラークレーンが稼働しています。敷地内は完全に更地化されました。地下タワー式駐輪場のみでなく、再編されるタクシープールや歩行者空間も含めた整備が行われています。

広場再整備の象徴となる大屋根の建設は、再整備プランの最終工程に進められていく模様です。

現在のバスターミナルを覆う形で構築される大屋根は柔らかい曲線を描く木材を多用したハイブリッドな構造となり、温かみと風格を兼ね備えたデザインを採用し、現在の地下街の吹き抜け部分を覆い、雨天時でも人々が快適に滞在できる空間を提供。夜間には照明によって駅前の新たなランドマークとして浮かび上がり、広場全体が快適な空間として生まれ変わります。

工事が先行する南西側の地下タワー式駐輪場。施設の供用開始時期は、26年6月1日に決定しました。来年5月にまず地下タワー式駐輪場3基と管理事務所1棟が完成します。

これが完成すると、その北側に整備される新たなバスターミナルの工事に着手が可能となります。

2030年の完成を目指す神戸駅前広場。JR神戸駅が「神戸」の名を冠するにふさわしく洗練され、賑わいのある都心としての景観と機能を有する駅前へと生まれ変わる事で、交流人口の増加と消費の活性化が促進され、新たな集客拠点としての機能を発揮。交通結節点として動線を改善し、利便性の向上によって三宮、元町とも異なる新都心核を形成する基点となる事を目指します。

駅前の老朽化したビルの建て替えも少しずつ進み始めています。まだテナント需要は弱く、三宮と元町のような力強さは見えません。駅前広場の整備に伴って改善が見られる事に期待が寄せられます。
JR神戸駅前広場再整備 重機投入による大規模整備が進行中
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