国際チャーター便の運航や利用率が好調を維持し、神戸空港の利用者数は最高記録を更新し続けており、その需要の高さが裏付けられていますが、更に利便性を高める為、現在、週5発着便が乗り入れる台北(桃園)線を運航するスターラックス航空とエバー航空が増便する事を発表しました。
大阪・関西万博も終盤に入り、会期も残り1ヶ月を切りました。訪日客数は万博効果もあって東京から大阪にシフトしているようで、関西の空には関空と神戸で発着する国際便が多く飛び交います。
これまでスターラックス航空は、週3日(火曜・木曜・日曜)の運航でしたが、11月より週4日(火曜・木曜・土曜・日曜)へと増便。利用者の多い週末の土曜も運航を決めました。
一方、エバー航空は、これまで週2日(月曜・金曜)の運航を、11月から週3日(月曜・水曜・金曜)の運航に変更します。
従って台北へはスターラックスもしくはエバーのどちらかを使えば毎日、行く事が可能になります。
台湾は世界で最も親日で、多くの日系企業が進出しており、巷には日本の商品が溢れ、街には日系のチェーン店がひしめき合っており、海外が初めての日本人にとってもハードルが低く、訪れやすい旅行先です。治安も良く、食べ物も日本人の口に合っています。
また台湾人にとっても神戸は魅力的な観光地として認識されているようです。神戸市も台湾に対してのアピール強化を図っており、日本人とも感性の近い台湾女子に神戸ブームを生まれさせたいところ。台湾のTV局やインフルエンサーとタイアップして、神戸の観光やグルメの番組放映、映画やドラマ撮影も敢行し、もっと神戸に興味を持って貰える工夫をしたいところですね。
旅客機からターミナルビルへのアクセスにはランプバスが運行されていますが、専用バスのみでは足りないのか、市バスも活用されています。
飛行機の発着時間には賑わいもある第2ターミナルビル。しかしそれ以外の時間はまだ閑散としています。第1ターミナルのように常時、人がいるようになるには、就航便数をもっと増やしていくより他に方法はありません。
まだ2階の商業ゾーンには暫定的な飲食店の出店に留まります。今後、本格的な出店に向けて調整が進められていく予定です。
この夏も非常に暑かったですが、第2ターミナルから第1ターミナルへの移動には日除けのキャノピーのある区間は現状、ターミナルビル前に限られています。
現在、2つのターミナル間を繋ぐキャノピーの新設工事が開始されています。歩行者デッキで接続する構想は立ち消えてしまったのでしょうか。
神戸とは韓国、中国、台湾の3ヵ国6都市のみで結ばれているに留まります。中国には他にも広州、大連、香港といった大都市もありますし、台湾にも高雄があります。更にはタイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インドネシア等の東南アジア各国、サイパンやグアムとの新規就航も期待したいところです。2030年の定期便就航開始まではまだ5年の歳月がありますが、それまでにもできる限り多くの都市と神戸を結び、観光・ビジネスを活発化させておきたいところです。