創業110年を越える老舗豚饅人気店「老祥記」。南京町広場でこの豚饅を求める行列はこの街の定番の光景ですが、2月よりその風景に少しだけ変化が起きています。
老朽化した旧老祥記の店舗ビルが解体され、建て替え工事が開始されている為です。この間、店舗は営業を継続する為、広場の向かいにある姉妹店「曹家包子館」に移転しており、行列の向きが変わりました。
既存建物の解体工事が終わり、いよいよ新築建物の建設工事が始まりました。工事名称は「老祥記新本社ビル新築工事」。施工は京都府福知山市の西田工業が担います。工事期間は来年の9月末までを予定。
新築ビルでの営業は来年の11月からを予定しています。新店舗ではこれまで無かったイートインスペースや調理作業を見られるようになる等、魅力アップの店舗となる予定です。2階から南京町広場を見下ろながら豚饅を頬張るのも楽しいと思います。建物規模は5-6階建程度でしょうか。鉄骨工事が始まれば判明しますが、改めて神戸市は他都市と同様に建築計画のお知らせ掲示義務を全ての建物に果すべきかと思います。
南京町内の建物は非常に老朽化が進んでおり、耐震性に問題を抱える建物も数多いと思われます。小規模ビルの集合体ではありますが、内部の再開発も検討されるべきかと思います。チラホラと未使用のビルや解体済の更地が散見されます。店舗とホテルから構成される複合ビルは成功するのではないかと思います。
南京町・豚まん人気店「老祥記」老祥記新本社屋ビル新築工事が始動 26年11月リニューアルオープン
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そもそも旧店舗内の座席が限られているため、持ち帰り用の
豚饅を目の前の広場で開封して食べるなどというスタイルが
イレギュラーでしたので、ゆったりと店内で味わえる
スペースが出来るだけでも観光客にとってはプラスになるでしょう。
願わくば、甘みを抑えた醤油風味のジューシーな餡が特徴の
老祥記豚饅を全国に広める切っ掛けの一つになればと思います。