元町

元町商店街の変貌 新築ビルの空テナントが増える?新規出店もあり


元町通4丁目プロジェクトとして生和建設が施工していた元町商店街の新築ビル。地上12階建で1-2階は店舗、3-12階が共同住宅という元町商店街ではもう見慣れた構成の建て替え計画でした。


竣工したばかりのこの建物はボンニー元町と名付けられました。シックで落ち着いた雰囲気のテナント階の外観。テナントは募集中です。

マンションのエントランスは西側にあり、かなり奥深くアプローチが続いています。


近隣で昨年に先行して完成した同じく低層階をテナントとしたアーバネックスみなと元町II。竣工から9ヶ月経過していますが、未だテナントを募っています。間口も大きくカフェの出店に最適ですが、元町通も4丁目まで来ると人通りが減ってくるので、なかなかテナントが入らないのかもしれません。新築且つ間口・奥行もあるので賃貸面積もあります。新築ビルの空テナントが増えると建て替えも進み難いかもしれません。


旧居留地に移転したファミリア神戸本店跡はやはりドラッグストアになりました。これでセンター街と元町商店街で何軒のドラッグストアが営業している事になるのでしょうか。


マツモトキヨシはファミリア跡の200m程東にも既に神戸元町店を出店済です。フランチャイズのコンビニではよく見られるケースですがドラッグストアでこの距離の重複出店にメリットがあるのでしょうか。ライバル店の進出を避ける為の戦略でしょうか。


マツモトキヨシの向かいにクリスピークリームドーナツ神戸元町店が3月28日にオープンしました。2006年から日本進出を開始し、一時は一世を風靡した米国発のドーナッツチェーン。しかしその人気は衰え、2015年以降には店舗網の縮小傾向にありました。最盛期には神戸への出店はありませんでしたが、再出発を図っている現在、再び100店舗達成を目指し、新規出店を増加させているようです。元町への出店はそんなブランド再構築の一環と考えられます。今後、三宮との差が大きく開く可能性のある元町商店街は再出発の街という在り方も1つの方向性でしょうか。

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POSTED COMMENT

  1. suma より:

    元町商店街で最近増えたなと目につくお店は、産直の八百屋さん、無認可保育者です。4丁目以西には明らかに増えています。昔のように元町は老舗ってイメージからは遠いですが、それなりに生活に密着していておもしろいと感じています。ドラッグストアが多い件ですが、どれほど儲かる業界なのかと思うほどの出店数ですね。

  2. volks より:

    ヤマハの後に入ったツルハドラッグが閉店し空き店舗になっています。むかしは1丁目で空き店舗などあり得なかったのですが最近は増えています。明治時代からあった店舗も閉店し寂しくなってきました。

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