プロジェクトの具体化や着工が遅れている神戸市役所本庁舎2号館の再整備計画。前哨プロジェクトであった敷地南側の連絡棟は昨年9月に完成し稼働を開始していますが、その後、北側の新2号館については工事はおろか、施設の概要や上層部に進出予定の五つ星ホテルのブランド名も明らかにならないまま、28年度と予定されていた完成時期も29年度に延期。
そんな中、先週の金曜日に神戸市が発表したのは三宮地下通路をリニューアル工事の為に閉鎖するという事でした。このリニューアル工事は市役所本庁舎新2号館の地下階も接続する予定のフラワーロード地下の既存通路の改装を今年の10月から開始する計画です。
計画では国際会館前交差点地下付近から1号館辺りまでの区間を閉鎖。この閉鎖に伴い三宮地下駐車場の入口の多くも閉鎖します。
同通路の最近の変化と言えば、連絡棟の完成と共に同ビルの地下階へと連絡するC3の出入口が開業した事ですが、この新動線も通路閉鎖に伴い、暫くは使用ができなくなります。
10月1日からの閉鎖を周知する案内が各て入口に貼り出されています。
地下通路の完成から30年以上が経過していますが、そこまで老朽化している感じはありません。しかし次世代の新生・三宮を背負い、建て替えられる2号館の地下に直結する通路として、より賑わい、デザインの優れた空間へと生まれ変わる事になります。
工事の内容は新庁舎2号館の地下と地下通路をつなぐ地下広場の整備、及び地下通路全体の内装のリニューアルの実施です。
また計画では、南側の連絡棟と同様に地下通路から新2号館内を経由して東町筋への抜けられる動線も整備される予定です。
それでは非常に気になる2号館の着工時期ですが、今回の発表内には、旧2号館地下部分等の解体工事に伴い、地上部も今後規制が発生する予定であり、詳細は別途知らせるとしています。また今回の地下通路規制期間は具体的な完了時期が示されておらず、少なくとも26年度まで継続される事が分かっています。
29年度の完成に対しても、残された時間は4年半しかありません。一部報道では来年4月の建設工事着手とも伝えられており、この秋には旧2号館の地下躯体の解体撤去に着手する可能性もあります。9月には何らかの公式発表が出される事を期待したいと思います。
神戸市役所本庁舎2号館再整備 地下通路を10月1日から閉鎖しリニューアル工事をスタート
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あまりに情報がなさ過ぎるのは、建設費高騰の影響も少なからずあるのかな?と、ちょっと色々と不安になります。