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いよいよ開業まで残り1.5ヶ月を切り、建物と外構もほぼ完成したジーライオンアリーナ神戸。内部では内装工事の仕上げが進行しているものと思われます。
TOTTEI FOOD&SHOPを構成する1階西側のテナント区画については、これまでのところユーハイムとTOTTEI INDIES SHOPのオープンのみが公表されていましたが、遂に残りのテナントについても公式に発表されました!
岸壁に沿って海辺の眺望を楽しみながら食事を楽しめる施設として、ハーバーランドのモザイクが成功していますが、ジーライオンアリーナ神戸の場合も同様の海辺のレストラン街になる事によって、アリーナ内の興行有無に関わらず、人の集まる商業施設としての機能を発揮する事になります。
今回、発表されてテナントは以下です。
- 「神戸 サクレフルール」
- 「淡路屋のおもうつぼ」
- 「坂の上のとり ~ごはん&グリル~」
- 「NO.13 (ナンバーサーティーン)」
- 「神戸イタリアン WABISABI VERDE」
- 「KOBE NOOK CAT.(コービー ヌック キャット)」
- 「皇蘭(こうらん)」
- 「KOBE Bay Catch(コウベ ベイ キャッチ)」
神戸・兵庫発祥の店舗を中心に個性・バラエティ豊かで多彩な顔ぶれが揃いました。

アリーナ前や岸壁沿いの緑地も緑豊かで潤い溢れる空間に仕上がっています。

10店舗のテナントが集う商業施設の機能により、平日、休日問わずに賑わいを見せるウォーターフロントの中核としての集客力に期待が掛かります。無論、イベント興行時は大変な人手になる事は間違いありません。

先端のTOTTEI PARKも最終仕上げに入っている模様です。木々の間にプロムナードが整備されています。

建設中の「緑の丘」施設にもなだらかな斜面が誕生しています。

中央部にはかなりの数の木が植えられています。将来的には木々が成長してウォーターフロントの森になるのではないでしょうか。

アリーナやTOTTEI PARKに加えて、水域や第1突堤の緑地にもマリーナやカフェの整備が計画されており、水域を取り囲むように様々な施設が配置され、中突堤やハーバーランドにも匹敵する賑わい空間が創出される事になります。
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震災後30年の時を経てやっと本格的な神戸復権の動きが出て来たように思います。
美しい神戸のウォーターフロントですが事業コンペを行っても大企業・デベロッパーの参入が無く毎回1社2社程度の参加にとどまり、当選後に着工できず計画中止となる状況が続いていたことを思い出すと感慨深いですね。
その間は、ポトマックが多数の飲食ブランド店舗を出店し賑わいを造り、ラ・スィートがホテル事業で盛り上げてくれました。
その後も地元企業を中心とした開発が続きましたが、これらの動きには敬意を表します。
ただ、やはり大資本の参入は復権のバロメーターだと思います。端的に言うと投資価値が無ければ大資本は参入しませんから。
私は神戸の立地特性・歴史を考えると大企業が放って置く訳がないと神戸市は高を括っていたのではないかと思います。それは神戸市の都市政策に如実に現れています。ただでさえ平地面積の少ない神戸市で縦(高さ)への制限を強化すればどうなるかは冷静に考えればすぐにわかると思います。大企業が動くときにはスケールメリットが鍵になります。狭い土地でより優れたデザインで先進的、しかも競争力のある施設を開発するには規制の緩和が必須となりますが神戸市は逆方向に走ってしまった。神戸の行政にかつてのようなダイナミズムがあればもっと早くもっと大規模に都市を再生できたのではないかという思いは残ります。
残念な思いは抱えつつも駅ビルやバスターミナルビル、市役所等の動きを見ると事業主体が多岐にわたりそれにつれ進出企業・店舗にも彩りが出てきました。既存ホテルのリニューアルですがマリオットの進出も変化の兆しだと思います。
ジーライオンアリーナとルパン総本店と周辺の更なる開発により新港町も神戸のシンボルとして多くの人を呼び込み新たな段階に入ります。
楽しみにしています。