山陽電鉄と神姫バスが共同で建設したターミナル百貨店を含む両社の本社ビルは老朽化が進んでいますが、神姫バスはこのビルから移転する選択を採り、2021年に保有する床を山陽電鉄に売却。現在は床を賃借する形で入居を続けていますが、年内に建設中の新本社ビルを完成させ、そちらに移転して新本社体制を構築する計画です。
新本社の建設地はJR姫路駅からほど近い北東の北条口1丁目。神姫バスの従業員会館等、自社保有施設が複数あった場所です。
(仮称)神姫バスオフィスビル新築工事として、鹿島建設が設計、施工は同社と神姫バス不動産のJVで進めています。
計画されている建物は鉄骨造地上7階 高さ35m 延床面積3405.91平方メートル。4-7階を神姫バス本社とし、約100名が勤務する予定。2-3階にはグループ会社が入居。
建設工事は既に基礎工事が完了目前に迫り、鉄骨建方が間もなく開始される段階に至っていました。
テラッソ姫路から徒歩1分掛からない非常に利便性の高い立地です。無論、現本社はまさに駅前なので、それと比べると駅から遠くにはなりますが、それでも一等地と言えるでしょう。
この新本社ビル建設は神姫バス創業100年を飾るプロジェクトの一環に位置付けられています。
新本社ビルの建設開始と併せて、JR三ノ宮駅前の三宮ビル北館3階に開設された神戸本社は既に稼働を開始し、約40名の社員が勤務しています。神姫バスは神戸エリアの事業を拡大させており、神戸空港の機能拡大や観光事業の高まりを今後の成長の勝機と捉え、神戸での体制を強化しています。
今回、約1年ぶりに姫路を訪れました。前回は建設中だった桂スチールの手がける駅前町の世界の山ちゃんが入っていたビルの建て替えも完了。1-3階はテナント、4-8階は賃貸マンションの複合用途の建物となりました。
ただ飲食テナントはまだ入っておらず、テナント募集中でした。山ちゃんの復活はなかったようです。
目抜き商店街のみゆき通りにも空きテナントが散見されました。姫路城を訪れる外国人観光客数は増加の一途を辿り、総入場者数もコロナ前の水準に戻りましたが、姫路の商店街内に強い勢いは感じられませんでした。やはり駅前再開発が強く影響しているのでしょうか。
地域探訪: 姫路・(仮称)神姫バスオフィス新築工事が進行中
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私が姫路城に行ったのは少し前ですがその時でも凄い人出で場内へ入る人の列は発券所まで伸びていました。
場内も大混雑でその時思ったのは、これだけ入城させて大丈夫?と言うものでした。木造建築がどれくらいの荷重に耐えられるのか?国宝の劣化が気になって仕方が無かったのを覚えています。