神戸駅前広場再整備

JR神戸駅前南側広場再整備工事 整備が進行する傍で駅乗降客数は減少の一途を辿る



ようやく地下タワー式駐輪場の建設が開始されたJR神戸駅北側駅前広場ですが、先行して南側駅前広場も改良工事が進行中です。キッカケは連節バスのポートループの神戸駅乗り入れに伴うロータリーの改造でしたが、合わせて広場全体の改良も進められています。



北東側のバス停周りも大きく手が入り、段差が解消されて、車道と歩道がフラットになりました。低床ステップバスの構造に備えた対応でしょうか。



同時に床材の張り替えも行われました。



ポートループの乗り入れは11月8日から開始されています。



神戸駅がルートに加わった事で、三宮、新神戸と合わせて3箇所の鉄道駅に乗り入れ、バスの利便性が高まりました。利用者数も増加しており、コロナ禍での運行開始時には心配しましたが、今後、新港エリアの再開発に連動して更に利用者も増える事でしょう。



ロータリー周りのインターロッキング舗装はすべて張り替え対象のようです。グレーの新たなタイルに置き換えられています。



ハーバーランドの再開発時に整備された神戸駅南口。30年ぶりの刷新です。



先日も読者の方からコメントを頂きましたが、JR神戸駅の乗降客数が低迷しているようです。かつては一日辺り約14万人でしたが、現在は10.7万人にまで減少。



コロナ禍以降、鉄道利用者数が減り、各駅の利用数もコロナ前に戻る事はないと言われていますが、それでも他駅と比較して神戸駅の減少率は突出して高く、その要因は一体何でしょうか。



神戸駅が市内及び管内でも高い利用者数を誇ってきた背景には駅周辺に業務や商業施設が集積している事に加えて、南側に広大な工業・港湾地区を抱えている事があります。やはりコロナ禍以降の通勤者数の減少が影響を与えているのでしょうか。



駅前広場改良工事は2月末までを予定しています。ひと通りのインターロッキング舗装の完了が目処でしょうか。今後、南側にも駐輪場や滞留広場の整備が予定されています。



三ノ宮駅も数万人単位で利用者数が減少しましたが、今後、駅周辺やウォーターフロントの再開発の進捗に応じて、回復していく事が予想されます。ただ神戸駅の場合、南北の駅前広場整備のみでどこまで回復が見込めるでしょうか。駅前の再開発を誘導していく事も必須かと思います。

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