今春、神戸市はメリケンパークやハーバーランドに掛けてのウォーターフロントエリア一帯について一体管理によって賑わい創出と活性化を目指し、指定管理者の公募を行う事を発表していました。結果として、市は早駒運輸、三菱倉庫、博報堂、神戸ハーバーランドの4社から構成される企業連合を指定管理者に決定したと神戸新聞が報じています。この決定について市からの記者発表が無いのは不可解ですが、来春4月から、5年間の契約で運営を委託します。
早駒運輸とはあまり聴き馴染みの無い会社なので調べてみると、主に神戸港に入出港する大型船の離着岸を助けるタグボートを使った引船業務を行なっている会社で、他にも神戸港周遊クルーズ船のファンタジー号も同社が運航しています。本社は中突堤中央ビル内にあります。同社のみだと少し心許ない気もしましたが、三菱倉庫と博報堂がバックに付くのであれば、問題無いでしょう。
指定管理者によってどういう形でウォーターフロント地区の回遊性や活性化が図られるのか要注目です。イベントの企画等が検討されているようですが、民間ならではの奇策を講じてくれる事を期待したいと思います。
中突堤中央ビルやポートタワーのリニューアル計画検討については現在、どうなっているのでしょうか。
神戸港・市施設運営の指定管理者に早駒運輸他に決定
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心許ない記憶でのコメですが、神戸港臨港地区など湾岸部で業を営む場合、従業員の一定割合は地元港湾関連労働者から雇用しなければならないという取り決めがあると聞いたことがありますが?これもそんな感じのものでしょうか?
最近の大規模ロジスティック施設が内陸部を志向しているのは、防災の側面もあるけど、この辺りも関係しているのかなぁなんて思ってました。
既得権にもいろいろありますので、既得権=悪と決めつけられませんが、それに囚われすぎて自由な競争・参入を阻むのであれば、今の時代の変化にはとてもついて行けず却って衰退していくことになります。
既得権を洗い出し、不要なものは廃止する。行政にはそのような勇気も必要だと思います。
かねがね、神戸港を一つのテーマパークとして、遊園地のアトラクションやショーのようなものを集積させられないか、特に港の大空間を活かして、プロジェクションマッピングや、花火、レーザー光線、噴水、ウォータースクリーンを用いたショー、イルミネーションボートのパレードなどができないかと考えていた。今回の試みに大いに期待する。問題はテーマパークのように入場料を取ることができないので、どうやって収入を得させるかということである。一つにはショー自体にスポンサーを付けることも考えられる。新聞報道のように、広場や駐車場の使用料収入の目標額を超えた部分を半分(と言わず、全部与えてもよいと思うが)譲渡することも一つのやり方だと思う。この開放空間でいかに収益を上げられるようにするか、新しいビジネスモデルが必要だ。神戸市はなるべく規制を外し、自由に運営できるようにして、委託事業者には大いにアイデアを出してほしい。今回の試みが発展し、将来的に神戸港が一大テーマパーク(ディズニーリゾート)のように多くの人々が楽しむ場になればよいと思う。毎年の花火大会には一晩に30万人の人間が集まるのだから、可能性は大きいと思う。
ポートタワーは、今年の台風で、電飾がこわれて七色に光らなくなり、修理には莫大な費用がかかるため、当分の間は修理に手を出さないとの事で、リニューアルどころじゃないと思います。
エリアは異なりますが、台風被害で須磨海釣り公園は当面休園・平磯海釣り公園は照明の故障で短縮営業ですね。両園とも黒字経営だと思います。運営費は入園料等で賄っているので取敢えず税の支出なしで運営していたようですが、流石に大規模な修理となると市税投入が無いと難しいですが、どうするんでしょうかねぇ?年間来場者数は両園で約15~16万人…少ないか多いかは意見が分かれる所ですが、例えば、シマノとダイワに運営権を売買してまかせたらおもしろいかも知れないですね。