エッフェル塔は言わずと知れた世界で最も権威のあるタワーではないでしょうか。高層建築物が厳しく規制されているパリ市街において孤高の高さを誇る存在として君臨しています。1889年に完成した高さ324mの鉄塔は、1930年までは世界一の高さを誇る建築物でした。そして今もなお、パリのシンボルとして多くの人が訪れています。展望台への行列と待ち時間は正直、半端無いです。
ゴンドラとエレベーターを乗り継いで展望台に辿り着くと眼下には絶景が広がります。基本的に古き街並みを守り抜いているパリでは殆ど高層建築は見あたりません。中央上側に光の塊が見えますが、パリやフランスで唯一の存在となる超高層オフィスビルの集積地区であるラ・デファンスです。パリの新都心として開発されました。
また都心部では唯一の超高層ビルが写真左中央に立つトゥール・モンパルナスで、1972年完成、地上59階 高さ210mのオフィスビルです。この高層ビルの出現は当時のパリにおいて激しい景観論争を巻き起こました。
中央で光輝くのは凱旋門です。この門からシャンゼリゼを含む通りが放射状に伸びています。
セーヌ川に架かる橋はそのいずれもライトアップされています。ヨーロッパの都市の光の演出は素晴らしいですね。
パリにも一部の地区ではモダンな建物が集積していますが、ロンドンやフランクフルトと比較すると、圧倒的に古い建物が多いと感じられます。大都会なのに時折、そんなに大きな街とは思えない感もあったりもします。スイスのジュネーブはフランスの影響を大きく受ける街ですが、ジュネーブがそのまま巨大化したのが パリのような気もします。個人的にはロンドンの方が好きですが、パリの街を見ていると、一流のファッションやアートがこの街から生まれるのはこうした環境で生まれ育つ事によって優れた感性が育まれるからだと納得もしました。
海外探訪: エッフェル塔から望む華の都パリの夜景
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パリは市域が狭いため市内人口は200万ほどですが、都市圏人口で見るとロンドンより巨大。
市街地の広さからも判るとおり、間違いなく欧州でナンバー1の大都会です。