神戸市は三宮を中心に街中の夜間景観向上を目指して、フラワーロードには「光のミュージアム」と題して、特別な街灯の設置や植栽や街路樹のライトアップに力をいれています。
近年は中央幹線と三宮中央通り間の駅前エリアでの再整備にも着手しており、木々のライトアップ整備を完了しました。
道路との境界にある植栽帯にもキノコのような傘の下にライトを仕込んだ照明が設置されました。
さんちか2番街のリニューアルと共に生まれ変わったA4出口の周りも様々な照明演出が施されています。これらの施策はまだ序の口と言ってよいでしょう。今後、JR三ノ宮新駅ビルの開発と共に三宮クロススクエアの整備が本格化していく事に伴い、エリアの照明計画は更に進化していくものと思われます。
街中のにぎわい拠点として整備されたJR元町駅前広場の木製ベンチ。三宮と比較すると、まだまだ神戸市の都心再整備の施策が手薄な元町エリア。これまでのプロジェクトはこの駅前ベンチの設置と鯉川筋の道路改良工事のみに留まっています。
この木製ベンチについては夜間景観の向上を目的にベンチ下に間接照明が設置されました。「六甲の稜線」と「みなとの泊(とまり)」を模した階段状ベンチの曲線に合わせて柔らかい光が連続しています。
温かみのある暖色系のライトによってベンチに座る人々にもやすらぎを与えるでしょう。
都心部のどこにいても、どこを歩いても神戸は夜景の美しい街と来街者に印象付けられるよう、徐々に夜間景観の優れたエリアを拡大しており、最終的にはまち全体が光のミュージアムになるように整備を進めていきたいところです。
三宮再整備・各エリアのにぎわい拠点のライトアップによって街中の夜間景観の向上へ
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