ニッケこと日本毛織株式会社は兵庫県発祥の企業で、現在の本社は大阪市にありますが、かつては旧居留地に本社を構えていました。衣料用途を中心とした高機能素材・製品の開発・製造・販売を中心に産業機材や不動産等、幅広い事業を手掛けています。
同社は、かつての本社であり、現本店であるニッケ神戸ビルや別棟のニッケ播磨町ビル等を含む明石町筋と播磨町筋に挟まれた敷地2,000平方メートルの土地を保有しています。
2棟の建物間にはニッケ播磨町モータープールという立体駐車場がありましたが、ニッケはこのパーキングの解体を決定。先月より解体撤去工事を開始しました。
既に立体駐車場はその姿が消滅しました。ニッケ神戸ビルの特殊な形状が顕になっています。
ニッケ播磨町ビルは平屋建ての店舗ビルです。播磨町筋に面して2店舗の区画を有しています。規模は小さい為、投資額はそこまで大きくはないものの、都心主要オフィス街における平屋という状況は土地活用の観点から有効的とは言えません。
この上空の空間を使い切れていないのは勿体ないですね。パーキングを解体した目的と今後のニッケ播磨町ビルの行方をこれからも注視したいと思います。できればニッケ播磨町ビルを建て替え、店舗とオフィスを組み合わせた複合ビル化が望ましいですね。旧居留地は東側で様々なプロジェクトが進行しています。西側でも新規計画の始動が期待されます。
ニッケ神戸ビルの1階はGUCCIの路面店が改装工事に入った為、一時閉店しています。
今冬にリニューアルオープンの予定のようです。GUCCIが東京・銀座のみゆき通りに日本初の店舗がオープンして以来、60周年を迎える年に大丸神戸店は改装によって生まれ変わります。
2,000平方メートルの敷地を活かして、大型ビルに建て替えるいう可能性は低く、ニッケ神戸ビルは既にクラシカルな建物の部類に入っており、建て替えという選択肢は現状はないようです。播磨町側を増築棟とし、ニッケ神戸ビルと繋げてしまうという事は考えられないでしょうか。
ニッケ神戸ビル周辺の変遷 パーキング跡地の活用方法は?増築計画の可能性
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ニッケさんが土地建物所有者とは知りませんでした。
ニッケさんは工場跡地等で商業施設「ニッケパークタウン」「
ニッケコルトンプラザ」を運営されています。
そのノウハウを活かしたテナントビルを開発して欲しいです。